ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (バーズコミックス スペシャル)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.75
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784344840829

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画化もされた『ラストレシピ』。
    過去と現在が複雑に交差する料理ミステリー。

    人生最後の料理を再現すると言う『最期の料理人』、佐々木 満。彼の元に、奇妙な依頼が届いた。謎の中国の老人、楊 晴明。

    かつて存在したと言う満州国の幻の料理。その名は、『大日本帝国食菜全席(約200種類)。かの満貫全席を超えるものと言う。そのレシピを探し出し、料理を再現して欲しい。報酬は、何と五千万円。

    当時の満州の調理人は、日本人で、麒麟の舌を持つ男・山形 直太朗。そして、その補助をしたと言う当時の中国の楊青年。

    そこで何があったのか。深まる謎の数々。その裏には、軍部の恐ろしい企みが、隠されていた...

    過去と現在が交差し、60年を経て、初めてひとりの料理人の深い悲しみと暖かい想いを知る。

    過去と現在の2人の『麒麟の舌を持つ男』、不思議な出会いに、胸が熱くなりました。

  • 期待していなかったので、予想外に面白くてうれしい。原作も読みたい。過去と現在を行ったりきたりし、大日本帝国食菜全席のレシピとそれにまつわる真相が見えてくる。そことそこが結びつくわけか、なるほどね。

  • 原作既読。サクッと読了。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

埼玉県出身。立教大学法学部卒。日本テレワークに入社し、「カノッサの屈辱」、「TVブックメーカー」など、フジテレビの深夜番組の演出で注目される。その後フリーの演出家として「料理の鉄人」や「とんねるずのハンマープライス」など、多くのテレビ番組を手掛ける。2014年、『麒麟の舌を持つ男』(後に『ラストレシピ 麒麟の舌の記憶』に改題)で小説家デビュー。同作は二宮和也主演で映画化される。他著作に『キッチンコロシアム』『龍宮の鍵』『歪んだ蝸牛』『生激撮!』などがある。

「2019年 『逆流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中経一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×