王弟殿下の愛され薬師 ~ほころぶ花の癒しのレシピ~ (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 50
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344846609

作品紹介・あらすじ

【精霊に愛される薬師と、孤独な王弟が織りなす、珠玉の癒し系異世界トリップファンタジー】
ハーバリストの母の店を手伝うごく普通の高校生だった星野和は、ある日突然、精霊と人間が共存する異世界・オルレウィンへと迷い込んでしまった。オルレウィンでは、人は皆何らかの精霊の守護を受け、その能力を生かして生きている。だが、外の人間であるナギには精霊の守護がない。村の神殿に保護され、母との暮らしで得たハーブの知識を生かし、ハーブを調合し人々を癒す「薬師」として働き始めることになったナギ。
それから四年、森の村コイドウィッグの神殿の一角を借り、優秀な薬師として生活するナギは、その技量もさることながら、やさしく穏やかな人柄で人々を癒し、広く慕われていた。そんな中、国を治める「金の王」が不調のため良い薬師を探しているという、「白い死」と畏怖される死を司る精霊の加護を持つ王弟グウィンが現れ、ナギを薬師として正式に王都クフォイスへ招きたいと申し出て――?

感想・レビュー・書評

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  • 異世界にきて田舎で元々のハーブの知識使って薬師やってた序盤が一番楽しかった。家と畑捨てるのだいぶもったいない。あとは受けが即王弟のこと信頼してて、その辺もったいぶってほしかった。さくっとくっついていつのまにかセックスしてるし。序盤の薬師と謎の客の関係が一番よかった

  • 元々持っていたハーブの知識を活かして異世界で暮らすナギ。穏やかに暮らしていたナギだけど、グウィンと一緒にいるのを見ていて、自分の居場所を探していたのかも。と感じた。それはグウィンも同じかもしれないけれど。異世界から来たナギと、精霊が理由で恐れられているグウィン。理由は違うけれど孤独を抱えている2人が、お互いになくてはならない存在になっていくのが感じられて、嬉しくなった。

  • 守護精霊をもつ人々の居る世界に迷い混んだナギと死の精霊を守護にもつ王弟グウィンの相手を想い会う優しく暖かいお話
    二人の清らかで平和と人を愛し、伴侶を愛する姿が美しく、穏やかな気分になりました

    グウィンの愛するが故の苦悩をナギが受け止め乗り越える所など、お互いが相手と生きる覚悟だったり、自分で答えを見つける所などが甘々な中のスパイスで良かったです。

    浮世離れした母を持つナギは、もしかしたら元々こちらの人なのでは?なんて妄想が楽しかったです。

  • とってもよいお話でした。ふたりがお互いに想いあって大切にしている姿が素敵で胸に来ました。

  • 最初は面白かった。異世界トリップした主人公が持ち前のハーブの知識を生かし薬師として生活しているくだりは良かった。人に認められ、攻にも好意を持たれるに相応しい主人公だなと素直に思えた。
    けれど、王宮に迎えられると愛され要素が強くなり、精霊にも愛される無敵な存在になり、まるっと何もかもを解決してしまうと、途端に色あせてしまった。
    なんだかな…夕映さんの作品の良さはキャラの行動や知識に裏打ちされたリアリティさだと思うので、こういった非現実的な設定は向かないと感じてしまう。
    夕映さんのファンタジーは自分には合わないかもしれない。

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