騎士は身代わり王子に忠愛を捧ぐ (幻冬舎ルチル文庫 く 3-5)

著者 : 櫛野ゆい

• 幻冬舎コミックス (2020年12月17日発売)

作品紹介・あらすじ

ファーランド王国の片田舎で暮らす農家のレニは珍しい銀髪の持ち主。ある日怪我をした大柄の騎士・ダグラスを助けると、彼からこの村に王子が来ることを知らされる。実は隣国の結婚式に行く途中王子が重い病にかかってしまい、これ以上の旅は不可能。王子と瓜二つのレニに身代わりを、と頼まれてしまう。尊敬する王室の危機に、自分で出来ることならと引き受けるレニ。思った以上に王子の役目は難しかったが、自分付きの騎士になったダグラスがいろいろ世話を焼いてくれたおかげで慣れてきて、二人の距離は近づいていく。ダグラスへの思いに揺れるけれど、自分が王子でないとバレてはいけないレニはーー。

感想・レビュー・書評

[katherineさんの感想 · 2021年10月5日]

ほぼ王道だけど良い！
ボリュームがあるなぁと思ったけど、無駄な部分はないし、そこかしこに素敵なエピソードが散りばめられていて結構泣けました！
主人公2人の性格が良過ぎて…！
櫛野さんこれからもっとたくさん読んでみようかなぁと思った。

[yuzukonさんの感想 · 2021年7月4日]

騎士のダグラス×王子様の身代わりの農民のレニ。
レニがとっても素直で可愛らしかったです。最初は重圧でガチガチだったんですが、ダニエルの献身で徐々に自然に振る舞えるようになるんですね。その自然体で素朴な人柄で周りの人たちを魅了していくのがとってもよかった。ダニエルも寡黙でレニに寄り添ってくれてとてもよい。お約束なすれ違いもありつつ、ダニエルからの情熱的な告白シーンがぎゅーときますね。ジークとおばあちゃんがとってもナイス！ いつかモニカと仲良くなれるとよいね。最後のユリアン様とカリーナ妃の会話がとってもよき。似た者同士かぁ。

[touhaさんの感想 · 2021年1月9日]

★3.8

著者プロフィール

12月20日生まれのいて座、AB型。近著に『伯爵と革命のカナリア』 (キャラ文庫)、『白狼王の恋妻』
(ビーボーイノベルズ)、『エルフ王と愛され子育て』 (幻冬舎ルチル文庫)など早いペースで精力的に活動中。
公式サイト「猫と小説と煩悩と」http://kushinoyui.blog.fc2.com/

「2017年 『君のいる世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」