仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 876
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344984479

感想・レビュー・書評

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  • 浮世から離れたフワフワした議論で、論旨が全く不明である。自称知識人の観念上のお遊びはチラシの裏にでも書いたらいい。
    おまけに著者の思い込みと事実が区別されてなくて、『ホントにそうか?』の連続。
    例えば産業革命で仕事が労働に変質したと決めつけているが、それは一般化できるほど普遍的な事実なのか?少なくとも僕は自分の『仕事』をパンを買うためだけの『労働』とは認識してないし、周りにも己の仕事に誇りと使命を持って働いている人は数知れない。また、仕事よりも遊びや芸術の方が尊い活動だとの考え方は、仕事が何よりも尊いと言うのと根が同じで、どちらにも絶対的な根拠はない。優劣をつけること自体が『意義』至上主義の裏返しである。
    最後のアリとキリギリスの寓話の珍解釈も意味不明だ。蟻の無慈悲を非難しているが、キリギリスは不幸な事故によって困窮したのではない。散々遊び呆けた挙げ句の自業自得なのだ。資産家の親のすねをかじって引きこもっていた人間が、親の死後に年金がもらえず生活に困窮したとして誰が喜んで暖かい手を差しのべるものか。
    こう言う現実に立脚しないフワフワの議論は誰の何の指針にもならないし、価値を生まない。

  • 印象に残ることはなかった。

  • タイトルと中身が違うかな。

    以下、苦言なので。要らん人は飛ばしてください


    哲学?哲学ですか?!と思いきや、なんか世の中の風潮のお話になったり、スタンスがわからなくなりました…。

    まあ、仕事教の信者である現代人は、心を自由にし、心の居心地の良い生活をなさいな、ということかな。

    いやでも、生活できないと困るから最低限お金もらえる仕事はしないといけないので…ていう側面もあるんですが。。それを踏まえて、と思って読むよろし…

    要は心を貧しくすんな、ってことですね。

    本人も書かれているように、書いてて深堀しすぎてあちこち話が飛んでまとめるのがしんどい本らしい。読んでる方も翻弄されたので、おすすめはしないです。。
    本人太字強調とKindleで見る読者ハイライトが違う箇所なのがもう…

    何がしたかったんや、と思った最たるところは
    後書きが普通に仕事(締め切り)に追われてる話で、内容とちゃうやん…と笑いました。

  • 20171215


    タイトルと中身の違いに驚いた。

    文章のリズムが合わずに読み進められないので
    久々に途中でギブアップ。

    残念。



著者プロフィール

泉谷 閑示(いずみや・かんじ)
精神科医、思想家、作曲家、演出家。
1962年秋田県生まれ。東北大学医学部卒業。パリ・エコールノルマル音楽院留学。同時にパリ日本人学校教育相談員を務めた。現在、精神療法を専門とする泉谷クリニック(東京/広尾)院長。
大学・企業・学会・地方自治体・カルチャーセンター等での講義、講演のほか、国内外のTV・ラジオやインターネットメディアにも多数出演。また、舞台演出や作曲家としての活動も行ない、CD「忘れられし歌 Ariettes Oubliées」(KING RECORDS)、横手市民歌等の作品がある。
著著としては、『「普通」がいいという病』『反教育論 ~猿の思考から超猿の思考へ』(講談社現代新書)、『あなたの人生が変わる対話術』(講談社+α文庫)、『仕事なんか生きがいにするな ~生きる意味を再び考える』『「うつ」の効用 ~生まれ直しの哲学』(幻冬舎新書)、『「私」を生きるための言葉 ~日本語と個人主義』(研究社)、『「心=身体」の声を聴く』(青灯社)、『思考力を磨くための音楽学』(yamaha music media)などがある。

「2022年 『なぜ生きる意味が感じられないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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