人殺しの論理 凶悪殺人犯へのインタビュー (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 310
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344985254

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに惹かれて読みました。様々な殺人事件を取材する著者の取材録。事件関係者や拘置所にいる殺人犯との面会を重ねる著者。ここに取り上げりれている事件の中で取り分け酸鼻を極めているのが北九州監禁連続殺人事件。小説のモチーフとしても使われた事件ですが、もっと事件について詳しく知りたかったです。タイトルや副題で期待して読んでしまうとやや肩透かしを喰らうような感じで、内容は薄め。ただ、こういったらライターの仕事は精神的にタフでないと務まらないだろうなと思いました。

  • 今更ながら胸の悪くなる事件ばかり。
    どうしてこんな人間ができあがったんだろう。
    人間ってホントに怖い。

  • 命懸けの取材すぎる
    ぶっ込んだ質問をするたびドキドキしてた

  • ★★★
    今月7冊目。
    伝説の松永にもインタビューしてる。
    完璧な狂人だな

  • さんざんいかに儲からないかという話をしつつ、それでも苦労して人殺しの人に会いに行ってしまう著者の業に興味がある。

  • インタビューから見えた人殺しをした犯人の論理が書かれているのかと思ったが、そうではなかった。
    でもまあか、そういった方相手にインタビューをすること著者の心構えや内情は面白い

  • 適切な表現ではないかもしれないけど、面白かった

  • 死刑囚など凶悪殺人犯に対しての、取材や邂逅が書かれたルポ。
    大牟田4人殺人や、北九州監禁殺人など犯罪史に大きく残る有名事件が並ぶ。
    交信を打ち切られないために、犯人の機嫌をとらねばならない部分と、社会的役割として記事で犯人を糾弾しなければならない板挟みなど、記者ならではの難しさも描かれている。

    大牟田4人殺人の実行犯である北村孝紘とのやりとりを方言そのままに綴り、どことなく人懐こい愛嬌まで感じさせてしまうのは著者の筆力の賜物か、あるいは殺人犯であれ人間味や愛嬌は見出せてしまうという危うさだろうか。

  • もっと殺人犯の素顔に迫るものかと思ったが…著者のエッセイ?というか、取材の進め方というか。でも興味深く読みました。

  • 世間を騒がした連続殺人犯へのインタビュー。実名で、様々な犯人について書かれているのは評価できる。あくまで殺人犯たちが面会でどう語りどういう態度になるか実直に書かれている書であり、事件の真相がどうなのか、といった内容を期待すると物足りないと感じるだろう。極力筆者の主観を排除しているのは素晴らしいと思った。

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著者プロフィール

一九六六年、福岡県生まれ。「戦場から風俗まで」をテーマに数々の殺人事件、アフガニスタン内戦、東日本大震災などを取材し、週刊誌や月刊誌を中心に執筆。『冷酷座間9人殺害事件』『全告白後妻業の女筧千佐子の正体』『新版家族喰い尼崎連続変死事件の真相』『限界風俗嬢』など著書多数。

「2022年 『昭和の凶悪殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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