- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344986077
作品紹介・あらすじ
毎年4万人の命を奪う誤嚥性肺炎。原因は40代から始まる、のどの衰え。「食事中や夜間にセキ込む」「水やだ液でムセる」「昔より声が小さくなった」「錠剤が飲み込みにくい」といった不調は、「飲み込む力(嚥下機能)」の低下を示す危険信号だ。のどの衰えを放置すると、食べたものやだ液が食道ではなく気管に入り、誤嚥性肺炎を発症する羽目に。寝たきりで亡くなる最悪のケースを防ぐため、本書では基本的なのどの機能から飲み込む力を鍛える運動、誤嚥しにくい食べ物、生活習慣まで解説する。「のど」力を高めるためのすべてを網羅。
感想・レビュー・書評
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食事中にむせて咳き込む、これが高じると食べたものが食道に入るのでなく、気管に入り肺に入っていき誤嚥性肺炎で死亡することを書いたものです。
誤嚥性肺炎は、のどの飲み込む力が弱る事でおきます。
対処方法は、のどを鍛えることです。
私は、60才を過ぎたころからよく食事中に咳き込み涙が出るほど苦しかったことがかなり続きました。そこで、のどと舌などの口周りを鍛えるために音読を始めました。1年ほどしたら咳き込むことがなくなりました。
誤嚥性肺炎で死にたくなければのど筋トレしなさい
2020.11発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。2021.11.09読了。★★★☆☆
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「生物は口から食べられなくなったら寿命を覚悟する時期です」本当にな・・・。胃ろうやチューブは生きているんじゃなく、「生かされている」。まあ他人だと客観的にみれるけど、身内だとなかなか割り切れないのだろう。でもリハビリしたら胃ろうを抜くことができることもある、というのは知らなかった。胃ろうになったら死ぬまで胃ろうだと思っていた。
高い声を出して歌うことで、肺活量や飲み込む力を強化できる。
初級:『少年時代』『春よ、来い』
中級:『愛のメモリー』『Can you celebrate?』
上級:『大都会』『Forever Love』(X Japan)
高齢者の場合、むせてないからといって誤嚥していないとは限らない。微熱しか出ずに肺炎に気づかず進行していることもある。
抗うつ薬や睡眠薬など精神薬で嚥下機能が低下することがある。
嚥下力低下につながるサイン
・口呼吸、鼻づまり…口の中が乾燥し、飲み込む力の低下につながる。食事をしているときも無意識に呼吸をするため、誤嚥しやすくなる。飲み込んだ直後は息を吐き出す(ビールを飲んでプハーッなど)のだが、鼻づまりしている人は息を吸いがち。
・のど仏が下がる
・あまりしゃべらない
・10秒以内に100mlの水を飲み干せない
よくない3大NG行為
①電子タバコ
②早食い、かきこみ食い、ながら食い
③一口にほおばりすぎる
誤嚥予防に大事なこと
①喉周辺の筋肉を鍛えてのど仏の位置を下げない
②誤嚥しかかった時にせき込みがちゃんとできるよう「肺(呼吸筋)」を鍛える
腹式呼吸、ペットボトルを口でぺちゃんこにしたり、ふくらませる、1分間音読
危険が潜む日常の食事
①味噌汁 二相性食品(固体と液体)のため誤嚥のリスク高い
②麺類 すする行為
③アルコールや強い炭酸
④繊維や筋のある野菜 にら、白菜、長ネギ、えのき、かんぴょう
⑤嚙んだ時に水分が出るもの ミニトマトやブドウ、高野豆腐、がんもどき、小籠包、餃子など
⑥酢の物、激辛料理 特にところてんや冷やし中華
誤嚥しにくいもの
卵かけご飯、マヨネーズやとろけるチーズでとろみをつける
ヨーグルト、甘酒、アボカド、絹豆腐、バナナ、長芋
飲み込むときはうなずくように、軽くお辞儀をした状態で飲み込むくせをつける
小骨が刺さった時ご飯を飲み込む、むせたとき水を飲ませる→間違った応急処置
小骨は耳鼻咽喉科へ、むせた時は気管を床と並行にして背中をたたいて咳を出す
ベッドでのむせやすい姿勢→目線が上を向いている、腰が曲がり不安定、介助者が上から介助する姿勢は危険
むせにくい姿勢→目線はまっすぐ水平、介助者と非介助者は同じ目線の高さ、背の角度は60度 -
長らく人と話をしないと声がでにくくなる。帰国した小野田寛郎がそうだった。ガラガラ声のおばあさんも多い。「声帯は内側に筋肉(声帯筋)があり、外側を粘膜(声帯粘膜)で覆っています」(声について - 東京ボイスクリニック品川耳鼻いんこう科【公式】)。だったらトレーニングにしようもあるというものだ。
https://sessendo.blogspot.com/2022/01/blog-post_9.html -
体力の低下(老化)が誤嚥の引き金。
全身の体力強化と局所(首回り)の筋力強化が必要ですね。 -
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第1章 のどからのSOSを見逃すな!(のどの不調は危険信号です!;ひとつでも当てはまったらのどからのSOS ほか)
第2章 飲み込む力が寿命をのばす(噛む力と飲み込む力は異なる;嚥下障害は全身の問題 ほか)
第3章 のどの老化を食い止める習慣(のどの老化を加速させる三大NG行為;うがい薬も要注意 ほか)
第4章 誤嚥を防いで長生きする食べ方(危険が潜む日常の食事;飲み込みやすい・飲み込みにくいメニューを覚えておこう ほか)
第5章 嚥下機能が低下したとき知っておきたいこと(いったん嚥下機能が落ちてもトレーニングで回復する;嚥下指導の5つのポイント ほか) -
東2法経図・6F開架:B1/11/605/K
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日本人の死因第6位が誤嚥性肺炎らしい。原因と対策は知らないより知ってた方が良い。のど筋トレのハイトーンボイスカラオケ、おすすめ第一位がクリスタルキングの大都会が笑える
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よく喉が詰まるので、のど筋トレしなきゃ!という気になった。
誤嚥性肺炎は他人事ではない。
私はよく窒息しかける。
こんなんで死んだらばからしい。
のど筋トレ以外はすでにそこかしこで見聞きした知識。