[カラー版] 昆虫学者、奇跡の図鑑を作る (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344986695

作品紹介・あらすじ

感想・レビュー・書評

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  • 思いついても大変だからムリだろうって諦めずにちゃんと形になったのすごすぎる


    読んでて5歳くらいの頃いろんな物が載ってる図鑑持ってて虫のところだけ糊でくっつけて開かないようにしていたことを思い出した(生き物全部苦手だったんだけど虫が一番こわかった)作った人ほんとごめん…

  • NHKラジオの「子ども科学電話相談」でお馴染みの丸山宗利先生。ラジオでもこの図鑑のことを話されていたが、この本では「今までにない、全種生きた姿の昆虫写真で最高の図鑑を作ろう」という熱意がビンビン伝わってくる。昆虫好きの人たちを次々巻き込んでいく様子、それぞれ苦労しながらも、夢中になって採集、撮影している様子が詳しく書かれていて、読んでいる私もわくわくし、感動した。

     思わず、この図鑑(『学研の図鑑LIVE 昆虫 新版』)が欲しくなったくらいだ。実際、図鑑のレビューを見たら、この本を読んで感動して図鑑も購入した、という人が何人もいて、やっぱり、と思った。

  • 成功事例の追体験という意味ではその辺のビジネス書よりも学びがある。
    セルフィー、石起こし大会などの表現が面白かった。

  • 学研から新たに出た昆虫図鑑の刊行までの奮戦記。
    掲載された昆虫7000種、全て生きた状態で白バック撮影した写真で掲載という気の遠くなるような作業をたった1年でやり遂げるという偉業。多数の協力があってのことだが、正直、図鑑の作成って辞書みたいに(あるいは荒俣宏の「世界博物図鑑」みたいに)何年もかけて作成するものかと思っていたので、その制作期間の短さに驚いた。長くかければ良いというものではないにしろ短すぎではないだろうか。
    本当、ご苦労様としか言いようがないが、著者はじめ作成に携わった人たちが皆楽しそうなのが良い。

  •  図鑑に載せる写真は、生きた状態で、白バックで、同じ角度、というとんでもない条件を自ら設定して、しかも、期限は1年間。その図鑑ができるまでのいろいろな苦難を書いた本。筆者の丸山宗利さんの書きっぷりが楽しく、また、いろいろな人が関わってしまって、頑張る姿がまた、読んでいて楽しいです。
     ハエが生きている状態でとまっている所を写真におさめるなんてすごい。その写真を撮ったのが、ハエの愛好家の女性だというのだから驚きです。ハエの写真を撮っては嬉々としてネットにあげているらしい。世の中いろんな人がいるな。
     虫好きじゃなくても楽しめる本です。でも、虫のカラー写真がいっぱい出てくるから、虫嫌いには無理かもしれません。

  • それぞれの昆虫ジャンルが得意なプロ達がいて、彼等が集まって図鑑を作っていく様子が、とってもかっこいいと思った。作成期間が一年しかないのに、写真も解説も紙の質まで!全く妥協しないのも、本当にかっこいい。読んだ後に図鑑を買いました。

  • 2.9。長い謝辞メインな後書き。凄いのは分かったけど単独で面白い読み物にはなってないかな。関係者の熱量も分かったけど。まんまと図鑑読みたくなるけど。思うつぼ?

  • 生きた状態で撮った写真で作る昆虫図鑑のドキュメンタリー。昆虫好きの人たちがどれだけの熱意を持って改訂を行ったのかが軽妙な文章でわかりやすく楽しく知れます。業界用語の解説などもあってちょっとだけ通な人になった気分になれました。

  • 学研の図鑑LIVE 昆虫 新版 2022 あし

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著者プロフィール

1972年 静岡県藤枝市に生まれる

「2006年 『バッタ・コオロギ・キリギリス大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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