- Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344997073
感想・レビュー・書評
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2018/05/09読了
昔からいろんな形のお墓はあれど、最近はもっとよりどりみどり
トリッキーなものではなく、タイトル通り「美しい墓」なので
ある種、作品として見ていられる。 -
ブクブク交換会(2/15、新宿 Be Wave、テーマ「旅」)で採り上げられた、レイチェルさんお勧め本。
石材業者の著者がセレクトした51の印象的なお墓を、写真つきで紹介しています。
2008年に作られたお墓がメインとなっているようです。
墓マイラーの私は、墓地を訪ねるとやはり人目を引くお墓に目が吸い寄せられ、自分でも変わったお墓をいくつも見ては来ていますが、プロの目が選んだものは、やはりどれもとても独特です。
石の種類や色、加工法、墓碑銘や彫刻、ガーデニング用など、一口にお墓と言っても、いろいろな種類があるのだと知りました。
センサー反応で音楽が流れるものや、ベンチのついたもの、年輪のようなもの、故人の書いた字を彫ったもの、ペットと一緒のもの、ガラス性のもの、ギリシャ神殿のようなもの、しゃちほこつきの天守閣が乗ったもの、アートガラスの埋め込まれたもの、などなど。
若くして亡くなった、若三梅という力士のお墓も紹介されていました。
お墓の基本構成も図示されており、勉強になります。
生前のお墓づくりのヒントとなるように作られた本ですが、特にそういった意図を持たない人にも、デザイン性の高い芸術の一つとして楽しめる一冊になっています。 -
まずタイトルのインパクトがありますよね。
美白ならぬ美墓。背表紙に存在感を主張する二文字。
見た人は「ん、墓?」となり、「美しい…墓…??」と疑問が飛び交う訳です。
いやもう手にとらざるを得ないじゃないか。
内容は様々なお墓を載せたお墓写真集みたいなもの。
墓=黒い長方形の墓石のイメージを粉々に崩してくれます。
淡いピンクや緑の色付きなど序の口で、ガラスのモニュメントだったり何故かシャチホコが載っていたり、温度感応センサーで近付くと音楽が流れたりするらしい。
そうか…この業界もここまで進歩したのか…。
タイトルに違わず、見ていて非常に美しい写真集です。
今やお墓もアートなんですね。
本の趣旨は「こんなお墓もありますよ、さあ貴方も世界に一つだけの墓を作ろう!」という感じですが、単純に何も知らなくても面白いと思います。
やっぱり一番のインパクトは音楽の鳴る墓だなぁ…。
音楽…音楽って。
曲にもよると思いますが、想像するとちょっと楽しい。