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- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393323649
作品紹介・あらすじ
異色の禅僧と気鋭の神父が仏教とキリスト教の核心をめぐって真剣勝負。無我、無常、輪廻、涅槃、慈悲、三位一体、原罪、復活、神の国といったたがいの教義の基本から、宗教者の社会実践、倫理の基盤、戦争・死刑・グローバリズムなど具体的な社会問題に至るまで、遠慮なく主張と疑問をぶつけあい、いま宗教は何を語ることができるかを問う白熱の対話。
感想・レビュー・書評
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南さんのひね具合と
来住さんの深い問いかけが
刃から火花が飛ぶような読み応えのある対話。
ただそこに魂の救いがるかというと疑問。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仏教とキリスト教を比較する対談などは数多いが、対談者のどちらかまたは両方が、キリスト教にびっくりするほど無知なことが多く、キリスト教の核心から大きくずれたくだらない質問でページが埋まっていくような本も少なくない。本書は「仏教側」の南禅師も聖書やキリスト教についての造詣も深いので、以上のようなフラストレーションもなく楽しく読めた。最終章は特に両宗教がそれぞれ死刑や戦争などの社会問題とどのように対峙しているかを知る良い機会をいただけたと思う。
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p252 仏教は主体の問題に対してよく効くが客体、社会の問題には構造的に耐えない。殺すのはヒトラーの行為であって人ではない。
南老師は言葉を追いすぎてミイラとりがミイラになってしまった印象。
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