- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393365229
作品紹介・あらすじ
自分を責めて苦しんでいたり、生きづらさを感じていたり、人間関係で同じ行動パターンを繰り返して悩んでいたり、子どもを愛せず苦しんでいたり、親のことで苦しんでいたり…苦しみのワケを聴く6つのセッションを収録。セラピーの新しい流れ、マインドフルネスの小さな入門書。
感想・レビュー・書評
-
マインドフルネス・セラピーってどういうものなのかと思ったけどちょっといまいちわかりづらかった。
要は認知行動療法ということなのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夫が借りてきた本だったけど、何か気になり読んでみた。読みながら泣きそうになった。偶然、家の近くに著者のNPOの事務局があるので、本当に近くなので、近いうちに行ってみたい。
-
自分の心に浮かぶ気持ちをそのまま味わう。特に、嫌な気持ち(怒り、悲しみ、苦しみ)を追いやったりフタをしたりせずに、そういう気持ちを大切にして味わう。それは、苦しいことではなくて、自分自身を丸ごと受け止めること、認められ許されることがなかった自分を自分が許し認めるてやること。
人はいろんな面があって、良いところも悪いところもあって一人の人。人は良いところだけを認められるのではなくて、どんなところもひっくるめてまとめて一人として認められないと、安定した生を生きていくことができない。養育者にそれをしてもらえなかった人は、自分自身が自分に対してそれをしてやれば良い。この本に書かれているのは、そのためにどうしたら良いのか、という方法。
嫌な気持ちにフタをせず大切にする、というのは、今まで考えたことがなかった。嫌な気持ちは早いうちに忘れたり気にしないようにするものだと思っていたけれど、そういう態度は自分自身をないがしろにするものだったのだなぁ、と思った。 -
とてもわかりやすく、入りやすいマインドフルネスの入門書。
-
今まで読んだ本の中で、最も私を変えた本であり、私の行くべき道をはっきり示してくれた本です。この本との出会いは、まさに運命の出会いですね。
-
読み始めて、あれマインドフルネスと言うよりハコミに似てる?と思ったら著者はハコミの方なのね。実にハコミといおうか、単純なマインドフルネスに比べて思想が多く入っていると感じる。が、別にそれが悪いとか誤りだというのではなく、提唱者の思想なのだろうなと思う。
ハコミという言葉も元来は「日常のリアリティのさまざまな側面に対して、あなたはいかに参画しているのか?(How do you stand in relation to these many realms?)(日本ハコミ・エデュケーション・ネットワークより)」から来ている言葉であり、「いまここに在ること」を感じるセラピーであるようである。マインドフルネスということは、1つの状態というか手段の1つなので違和感は無い。
全体的にやわらかく読みやすい文体で、不安に陥っているときに読むと安らぎを得られそうな気がする。また、カウンセリングなどの、ハコミセラピーを用いて癒やして欲しいと思う方向けでもあるように思える。
正直、マインドフルネスと言うよりはハコミセラピーの本だと思う。タイトルにハコミセラピーの名前が無いこと、からだを感じると言うよりは、対話によるセラピーの事例が多いので、これをマインドフルネスとして売ろうとする姿勢には違和感がある(もちろんハコミセラピーにはマインドフルネスをメインにするセラピーがあることも知っている)。後書きを読むと、出版社側が世間で流行っているマインドフルネスビジネスに乗せようとしたのかも。それは効果的なんだろうか。私は逆効果で有るように感じる。
なので、この本をマインドフルネス目的で購入するのはオススメしない。
もう少ししっかりした論理的なものを読みたい場合は、ジョン・カバット・ジン氏の本を読んだ方がいいんじゃ無いかなと。
「癒やされたい!」と思う方にはオススメ……してよいのかなぁ。個人的な感覚になるのだけれど、自力でこの本にたどり着く精神力のある方には、ハコミセラピーは手厚すぎるんじゃ無いかと思う。きっかけとしては有りなのかなぁ。どうだろう。ちょっと難しい。
「マインドフルネスについて知りたかった! 物足りない!」と思う方はジョン・カバット・ジン氏の本をオススメするし、「こういうことを求めていた」「現在進行形で辛い」という方は、著者のセラピーを実際に受けてみるることをオススメします。 -
マインドフルネスの方法が紹介されています。
その中でも、ネガティブな感情への気付きと付き合い方について、丁寧に紹介されています。
ひとりでもできるし、誰かと一緒にやってみてもいい。
具体的な言葉で紹介されているので、グループでマインドフルネスをする時の助けになりそうです。
包み込まれるようなあたたかさを感じる一冊でした。