夏少女,きけ、わだつみの声

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393439012

感想・レビュー・書評

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  • これは涙が出てしまった…
    一応シナリオ集の形式をとっているので
    台本のような形となります。

    表題作の2つ目の作品が
    余りにも強烈。
    彼らとて、本来はあるはずの青春があったのです。
    ちなみに台本中に出てくる男は
    恐らく子孫だったのかな。

    タイムスリップしていくのです。
    あの時代へ。
    逃れようのない戦乱へと
    青年たちは巻き込まれていくのです。

    最後があまりにも悲しすぎるのです。
    そう、あまりにも…

    他の2つの作品も
    突き刺さる作品です。
    忘れてはいけないんだね…
    人が憎しみあう、これがいかに
    恐ろしいことか。

  • 小説なのかと思いきや脚本。それでも十分物語の中に入り込める。3話収録。2話目の最後がオカルトちっくで、3話目は全体的にオカルトちっく。正直ちょっと恐かった。

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著者プロフィール

早坂 暁(はやさか・あきら)
1929年、愛媛県松山市生まれ。作家。本名、富田祥資。日本大学芸術学部演劇科卒業後、新聞社編集長、いけばな評論家として活躍しながらテレビシナリオを書き始める。以後、小説、映画シナリオ、戯曲、舞台演出、ドキュメンタリー製作を手がける。
代表作に、「夢千代日記」「花へんろ」「天下御免」「天国の駅」「ダウンタウン・ヒーローズ」「華日記」「公園通りの猫たち」などがある。新田次郎文学賞、講談社エッセイ賞、放送文化基金賞、芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、芸術祭大賞、モンテカルロ国際テレビ祭脚本賞、放送文化賞ほか受賞多数。2017年12月16日没。

「2019年 『この世の景色』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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