唯一の神の御名: 龍の黙示録 (ノン・ノベル 765)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 126
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396207656

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。2000年生きてきた龍が、かつてローマ皇帝ハドリアヌスや、聖徳太子こと厩戸皇子と出会っていた!歴史小説の醍醐味とも言えるお話。

    全編を通して、ひとり生き続ける龍の孤独が際立つ。
    不老不死は人類の見果てぬ夢と言われる。
    でも、出会いと別れを繰り返し、死ぬことも許されず、記憶だけを積み重ねて生きていると、いつかその重みに耐えかねて前に進めなくなってしまう気がする。
    ライルに仲間になってほしいと言われた透子が、どんな決断をするのか。シリーズの最後には明らかになるのかな。

    話としては、日本史が苦手なので、ハドリアヌスの話のほうが読みやすかった。でも、そんな日本史嫌いの私でも、聖徳太子と蘇我氏の対立、乙巳の変の裏でこんなことが起こってたと想像するとわくわくする。
    厩戸皇子にイエスを重ねて執着し、助けたいと苦悩する龍の人間臭さが切ないけど。

  • 「唯一の神の御名―龍の黙示録」キリスト、ローマ皇帝、厩戸皇子(聖徳太子)との出会いを描く 
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-30

  • 古代ローマから倭の国へ。主人公の過去を描くシリーズ三作目。

  • 2010年2月6日読了。2010年20冊目
    龍の黙示録シリーズ3作目。龍の過去編。このシリーズでは好みに入る。

  •  龍の黙示録のシリーズの3作目。イエスの血を与えられた龍が、たどってきた話の2本。でも、雑誌連載そのままに「唯一の神の御名 全編」とかってまるでその一つが短編小説の1本みたいな構成で掲載してるので、妙に違和感が。連載時のやつに加筆修正とかしてるらしいから、それだったらその部分はなんとかならんかったもんだろうか?
     話自体は面白かった。けど、ヒロイン陶子の出番がなくて残念。と、聖徳太子っていうと、どうしても「日出ずる処の天子」を思ってしまう私…(苦笑)

  • 2004年6月24日読了。

  • 龍の黙示録シリーズ三話目。
    歴史と宗教に重点を置き、龍の過去を振り返った本作。
    日本史の部分が好みではなく、驚くほど食指を動かされなかった。
    次作の東京編に期待。

  • 龍の黙示録第三弾。<br>
    時々人の名前の読み方を忘れて四苦八苦しました(汗)<br>
    龍が透子とライラに過去を語る…のであまり透子とライラが出てこないのが残念でした。<br>
    07'6'25

  • 1-4まで読了

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著者プロフィール

東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。1991年、ミステリ作家としてのデビュー作『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となる。著書に、『建築探偵桜井京介の事件簿』『龍の黙示録』『黎明の書』『レディ・ヴィクトリア』『イヴルズ・ゲート』シリーズなどがある。

「2022年 『レディ・ヴィクトリア完全版1〜セイレーンは翼を連ねて飛ぶ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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