魔界都市ブルース 恋獄の章 (マン・サーチャー・シリーズ) (ノン・ノベル)

著者 :
  • 祥伝社
3.42
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本棚登録 : 81
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208790

作品紹介・あらすじ

一五年前に死んだ夫の元恋人・野津江を捜してほしい-人捜し屋・秋せつらは奇妙な依頼を受けた。依頼者は夫・光茂祥二から突然離婚を切り出された女・八重。野津江が別の女性に憑依して再生すると祥二は言っているというのだ。せつらは"甦り"の研究者・尾瀬に協力を依頼した。一方、自らが営むせんべい店のバイト娘が突然失踪、せつらは行方を追うことに。やがて二つの事件が絡み合った時、物語は哀切の調べを奏で始めた…。"魔界都市"に似合うのは、悲恋か、邪恋か、狂恋か-。大人気シリーズ3年ぶりの復活。

感想・レビュー・書評

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  • このシリーズはお気に入り。長編も、今回のような短編集も。
    恋獄の章というだけあって、恋愛系が中心みたい。まぁ、秋せつらには無関係な気もするが、相変わらず春爛漫の風貌とは裏腹に冷酷な感じが良いなぁ。
    新宿は、海があったり、ドッペルゲンガーだらけになったりとあり得ない街。そこが魅力!今回も楽しませて貰いました~

  • 菊池秀行さんの本の中で唯一読んだシリーズです。
    ですが、どこまで読んだかの記憶が古すぎて、どこからか続きを買ってないはずなのですが・・・いずれ時間を見てゆっくり集めたいです。

  • 魔界都市新宿に棲む人探し屋の美青年を主人公にしたブルースの様な哀しいお話の短編集。

    この巻は最後の話が良かった。
    見つけなければ良かったとしても、人はいつも探し出そうとする。

  • いつもの中編集ですが、今回は恋愛をあつかったものが多かったせいか、全体におとなしめでしたね。

  • 久しぶりのマンサーチャーシリーズ!菊池さんではこのシリーズが一番好きです。最後の話の舞台が珍しく「区外」なのが印象的でした。この話は依頼人と割合仲がよく(?)面白かったです。
    …ハイジをみるメフィスト…なんだかとてもシュール。

  • ああ美しい。美しい人の表現は一番うまいなー。ほれぼれするもんね。最強です。なぜかメフィストとハイジ。。。(笑)そして今回はなんと!エロがなし。書き忘れ?そこが読みたいわけじゃないんだけど、菊池さんのってもうセットじゃん。

  • 内容紹介
    〈魔界都市〉最高のドラマ、それはこんな物語かもしれない 一五年前に死んだ夫の元恋人・野津江を捜してほしい…… 人捜し屋・秋せつらは奇妙な依頼を受けた。依頼者は夫・光茂祥二から突然離婚 を切り出された女・八重。野津江が別の女性に憑依して再生すると祥二は言って いるというのだ。せつらは“蘇り”の研究者・尾瀬に協力を依頼した。一方、 自らが営むせんべい店のバイト娘が突然失踪、せつらは行方を追うことに。 やがて二つの事件が絡み合った時、物語は哀切の調べを奏で始めた……。 〈魔界都市〉に似合うのは、悲恋か、邪恋か、狂恋か……。大人気シリーズ 3年ぶりの復活!

  • 相変わらずの魔界都市クオリティ、魔界都市の外に出ても、話は変わってないような…短編はもう良いから、秋せつらの五冊以上の長編でお願いします。今回の短編で一番気に入ったのは「からくり病」かなぁ

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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