二の悲劇 (ノン・ポシェット の 3-2)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 585
感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396325794

感想・レビュー・書評

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  • 読みにくい。段落って大事だね。私には合わない作品だった。

  • 再会した同級生が自分の名前を親友のそれと勘違いして記憶していたことから始まる悲劇。

    つまらなかった訳じゃないんだけど。
    Amazonのレビューは軒並み高評価だったけど、私的にはちょっと厳しかった。
    素材はいいけど調理法がマズイというか。
    なにより、「精神病んでました」と「双子でした」はミステリではご法度だと思ってるので、「病んでました」からのどんでん返しが「双子でした」なんてあんまりだ…と思ってしまったのが一番大きい。
    あと、探偵役の法月綸太郎の推理が外れまくってるのも残念でならない。
    文体も、変に気取ってるというか、気負ってるというか…読み辛かったかも。法月綸太郎シリーズ読んだのはこれで二作目だけど、正直次を読む気が失せてしまった。

    でも、双子オチが愚なのは作者も承知してるだろうから、もしかしたら本作は「肯定される双子オチ」に挑んだ作品なのではないだろうか。
    …邪推かな。

  • 最後まで読んで、そしてまた、最初に戻り、名前が呼ばれ、手を振り返すまでの「きみ」のくだりをよんだ。その瞬間、ちょっとジーンとしたが。。。これって本格推理小説。。。?あんまり推理小説を読んでる気がしなかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    都内のマンションでOL殺される。死者の胃から現われたメッセージ。小さな鍵が秘めた謎とは!?探偵法月綸太郎が出馬した矢先、容疑者は京都で死体となって発見、そして鍵の正体が明らかになるにつれ、名探偵を翻弄する迷宮の扉が開いた…。

  • 「きみ」という言葉で語られる二人称の部分を途中に挟みながら物語は進行していきますが、真相に近づくにつれてその部分の意味が明らかになってきます。その過程は楽しめましたが、偶然に頼る展開が多すぎる気がしました。トリックもそんな偶然ありえるのかと突っ込みたくなるもので、あまり好みではありませんでした。

  • 誰が誰だかわからない事件。
    法月綸太郎は出てくるけど一の悲劇とは独立した話。

    読みにくかった。作者曰く純愛浪漫ものらしいので、そこについてけなかっただけかもしれないけど笑。二人称部分は仕方ないにしても、他もだらだらと煩わしかったです。真相もいまいちな印象。

著者プロフィール

1964年島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。88年『密閉教室』でデビュー。02年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞し、「このミステリーがすごい! 2005年版」で国内編第1位に選ばれる。2013年『ノックス・マシン』が「このミステリーがすごい! 2014年版」「ミステリが読みたい! 2014年版」で国内編第1位に選ばれる。

「2023年 『赤い部屋異聞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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