- Amazon.co.jp ・本 (379ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396330101
感想・レビュー・書評
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女性作家による「女の狂気」を描いたミステリアンソロジー
10編
どれもぞっとする恐ろしさで、「女って怖い・・・」と思ってしまう(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の恐ろしさ、女の業の深さを描く短編集。宮部みゆき氏の「おたすけぶち」が一番面白かった。既読だったが思いがけず服部まゆみさんの作品に出逢えたのも嬉しい。
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女流作家ミステリー・アンソロジー。
他シリーズに「緋」「蒼」「紫」「紅」「翠」があります。
「おたすけぶち」宮部みゆき/「カラフル」永井するみ/
「かもめ」森真沙子/「ピジョン・ブラッド」篠田節子/
「彼女に流れる静かな時間」新津きよみ/「恋歌」明野照葉/
「葡萄酒の色」服部まゆみ/「鉄輪」海月ルイ/
「船上の悪女」若竹七海/「一人芝居」小池真理子/
ホラーテイストのミステリというかサスペンスでしょうか。
どれも読みやすくていいんだけど、その中でも特に好きなのは
「ピジョン・ブラッド」と「船上の悪女」かな?
徹底的にやる!ってのと、予想外の結末に大満足です。 -
後ろの解説を読むと一応ミステリー・アンソロジーのようだが、人の心が織り成す「狂った恐怖」が全体を覆っていて、通して読むと気が滅入った。執筆者は宮部みゆき、永井するみ、森真沙子、明野照葉、新津きよみ、篠田節子、服部まゆみ、海月ルイ、若竹七海、小池真理子。お初の作家さんもいたが、どれもなかなか面白かった。しかし本当に暗鬱な気分になるので、くどいようだが続けて読むのはきつい(笑)。
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5202373.html)
(収録作品)ピジョン・ブラッド(篠田節子)/葡萄酒の色(服部まゆみ)/一人芝居(小池真理子)/鉄輪(海月ルイ)/恋歌(明野照葉)/おたすけぶち(宮部みゆき)/かもめ(森真沙子)/彼女に流れる静かな時間(新津きよみ)/カラフル(永井するみ)/船上の女(若竹七海)