- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396330958
感想・レビュー・書評
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あなたの背筋を凍らせる、とびきりの愛と恐怖の物語。九人の女流作家による
恋愛ホラー・アンソロジーのシリーズ。勿忘草に続いて鬼瑠璃草、二作目です。
恋愛ホラーと銘打っているだけに、男女間の恨みつらみ、男を巡る女の戦いなど
ドロドロしたテーマの作品が多いですね。どの作品もなかなか面白かったのですが
“ホラー”ではない、と思うんだなぁ。それと最後に収録されていた篠田節子さんの
「幻の穀物危機」良く出来ていてゾッとするお話なんだけど、何故ここに収録?
そぐわない気がするなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
篠田節子さんが、やはり、ダントツでこわい!
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イメージ参照(http://blogs.dion.ne.jp/kentuku902/archives/5202271.html)
(収録作品)すみれいろの瞳(下川香苗)/色紋様(明野照葉)/幻の穀物危機(篠田節子)/きぬかつぎ(前川麻子)/夜の鳩(森真沙子)/十七年目(久美沙織)/デジカメ・ダイエット(森福都)/シスターズ(高橋ななを)/心配しないで(瀬川ことび) -
期待しないで(失礼)買ったのだが、意外とおもしろかった。好みのタイプの作風が
集まっていたというか。
短編集の場合、作者のやる気がもろに出るイメージだし、書下ろしが
少なくて、雑誌が初出というのが多かったので、締め切りに追われたほうが
逆にいいのができるんだろうな。とくに「きぬかつぎ」が好き。 -
「幻の穀物危機」がちょうこわい…((( ;゚ω゚)))ガクブル