銅像めぐり旅: ニッポン蘊蓄紀行 (祥伝社文庫 し 3-5)

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  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396333089

感想・レビュー・書評

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  • 7月20日 ~ 7月21 日

    去年の夏、皇居周辺を散策した時、意外な銅像(和気清麻呂)に出会った。気になって、インターネットで検索してみると東京の十大銅像等のホームページがあり、銅像マニアが存在することにおどろいた。
    この本も土地々々で出会う銅像に興味を持った著者が、その銅像は何故がその土地にあるのかを調べることによって、銅像(人物)の歴史と地理風土の関係を明らかにする(歴史と地理の交差点)。
    ところが、著者は題名のとおり薀蓄は垂れているものの、特に歴史・地理に詳しい訳ではなく、行きたい土地からその土地の銅像を探し、またその逆も。しかも自分で調べるのではなく、著者の奥さんが下調べをし、自分は奥さんをガイドよろしくその土地に赴く。そこで郷土史家に会うのかと思えば銅像の写真を撮るのも早々に、これまた下調べをしたレストラン、バーへと。題名とは裏腹な夫婦仲睦まじい旅紀行といった方がよい。

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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