- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396334130
感想・レビュー・書評
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様々な要素がたくさん詰まったエンターテイメント。彩恵子の造形がいい。悲壮感をあまり漂わせていないところが救われる。映画化されたかどうかわからないが、映画を観てみたい。
ジョン・ダーントンのネアンデルタールも面白かったので、ふと思い出した。 -
ある程度タフで本に読まれてしまわない読者にはおすすめ。天狗というタイトルから安直に神仙ファンタジーを期待していたが、実際内容はえぐかった〜。盲目の主人公が気の毒過ぎてやり切れなかった。ネアンデルタールとの混血、ありえないはずなのに昔はそんな可能性(人体実験)が本当にあったのかな?と訝るほど割とリアルなストーリーだった。
主人公の周りにはロクでもないヤツしかいない。救いがないのだ。
最後が気になり、嫌々ながらも読んでしまったがだいぶあとを引いてダークな気分で過ごした。 -
犯人は誰だ?というより犯人は何者なのか?という感じ。 推理小説ではないので、ラストに期待するのも問題あるかもしれないが、これはこれで良いと思う。
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この作家さんの作品はKAPPAに続いて2作目。
kAPPAもそうだったけどなんだかなぁって話だった。
群馬県の寒村で起きた殺人事件だったのに無理矢理ハードボイルドテイストを詰め込んで物語に馴染んでなかったし、なによりも天狗の正体が全然天狗っぽくない。
だいたいネアンデルタール人てそんなに大男じゃないよね。 -
妖怪、UMA、ミステリ、ホラー、ハードボイルドとエンタメ小説として申し分ないです。良質なB級映画を見ているようです。
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男の子があこがれる いちいち 格好いい ハードボイルドなんですょ。
UMA物 のミステリーなんですが……
ジャック シリーズ(有賀雄二郎シリーズ) の始まり。
※めっちゃ端役
「本って凄いなぁ…読むと新しい事実がわかるだけじゃなくて、新しい考え方ができるようになるんだ。」
素晴らし一言です。 -
26年前の捜査資料と、中央通信の道平(みちひら)記者は対面した。凄惨(せいさん)きわまりない他殺体の写真。そして、唯一の犯人の物証である体毛。当時はまだなかったDNA鑑定を行なうと意外な事実が……。1974年秋、群馬県の寒村を襲った連続殺人事件は、いったい何者の仕業(しわざ)だったのか? 70年代の世界情勢が絡む壮大なスケールで、圧倒的評価を得て大藪春彦賞に輝いた傑作。(裏表紙)
劇中の謎がすべて解けていく終盤は圧巻。でもこれ、推理なんだろうか。 -
良い!!!
少しづつ詳らかにされる真相、
そして結末。
疾走する物語に一気に引き込まれ
すぐ読了してしまいました。