夢おくり―便り屋お葉日月抄 (祥伝社文庫 い 18-1 便り屋お葉日月抄)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396335397

感想・レビュー・書評

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  • 2023年12月21日
    昔は早死にだったんだなぁ。
    生死が後々生活に影響する。
    戸田様とのご縁ができそうだが、続編はあるのだろうか?
    戸田様の武士とは思えぬ口調に違和感を覚えた。
    江戸言葉が無理矢理に思えた。
    でも登場人物の性格はよく描かれていて、とてもよい。

  • 夢おくり―便り屋お葉日月抄シリーズの1作目 
    2009.10発行。字の大きさは…小。

    江戸の便り屋(郵便屋)と口入屋(職業斡旋所)を兼ねた日々堂の女主お葉の活躍を描いた人情物語です。

    深川芸者のお葉が、祝言を挙げて半年で旦那・甚三郎に死なれ、甚三郎の忘れ形見6才の清太郎を一人前にするまではと便り屋日々屋の女将として、頑張って行きます。

    【読後】
    初めての江戸言葉が随所に出て来ますが、とうとう最後まで覚えれませんでした(笑) 
    ちゃきちゃきの江戸っ子気質のお葉と、日々堂の面々が楽しくて、テンポもよく楽しみな本です。
    2020.12.18読了

  • 江戸の庶民、生き生きと描かれている。

    大衆演劇のお芝居になりそうなストーリー。

  • Tさんのお勧め。

    照降町自身番シリーズ、おかんケ茶屋シリーズと同じ作者、「便り屋お葉日月抄」シリーズ第一弾。
    今回の主人公は元辰巳芸者、
    相思相愛で町飛脚で口入屋の後添いに入ったものの
    半年で旦那に死なれ、義理の息子と店を守るお葉。

    まあ、いつもの人情話だが、
    お決まりの武士崩れの登場人物、戸田龍之介の初恋話は
    ちょっと可哀想だった。

  • 1月17日~24日

    ~佼で鯔背な女の意地!/「てんごう言ってんじゃねえ!」気っ風をうりに、女将・お葉が奮闘する、深川人情小説!~

    「おかっしゃい」胸のすく威勢のいい啖呵が飛びだした。元辰巳芸者のお葉には、飛脚の元締め山源の邪な思惑が許せなかった。夫甚三郎の急死につけ込む買収話を、持ち前の侠な心意気で蹴散らしたのだ。だが、そこに新たな騒動が! 深川にある便り屋日々堂を舞台に、粋で鯔背な女主人が、数々の難題を乗り越えていく、傑作時代人情、ここに誕生!

  • L 便り屋お葉日月抄1

    辰巳芸者のお葉は子持ちの飛脚主甚三郎の嫁となるも半年で寡婦となる。幼い清太郎を守りながら便り屋の女将を続けることを選ぶお葉。
    小粋いい啖呵やらはいいのだけれど、やっぱり「…」が長い!おりきと違い辰巳芸者だと思えば一気しゃべりも違和感ないが毎度読みづらいんだよー。作風っていったって苦情になんないのかね…台詞頼りの説明は勘弁してほしい。
    龍之介の身内の話も必要だった??内容もいまいちだし、本人あっさりだし。なぞー。

  • 「おりき」シリーズに続き女性主人公でどうかとおもったが、戸田龍之介に好感が持てて良い。義弟の結婚の話のショックは大きかったが、普通に考えれば、兄か嫂が無能すぎて無理がある。お葉との関係がどうなるか気になる。

  • 新シリーズか
    登場人物、場所等設定は違うが非常に立場茶屋おりきシリーズに何か共通点を見出す。
    そんな嫌味な共通点でなく、ほのぼのとした共通点である。
    今後のシリーズに期待するが、他作品との絡みもあり、なかなか次がでないのでは?

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著者プロフィール

1945年広島県生まれ。成城大学文芸学部卒業後、画廊経営、テレビプロデューサーを経て、執筆活動に入る。2003年「小日向源伍の終わらない夏」で第10回九州さが大衆文学賞大賞・笹沢左保賞受賞。主なシリーズに「立場茶屋おりき」シリーズ、「照降町自身番書役日誌」シリーズなどがある。15年「立場茶屋おりき」シリーズで第四回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。

「2017年 『残りの秋 髪ゆい猫字屋繁盛記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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