縁切柳 深川鞘番所 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396336004

感想・レビュー・書評

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  • 全てが終わる場面での切なさが
    非常に印象的なこのシリーズ。
    今回は錬蔵と藤右衛門の間にひびが入りかねない
    大事が起きてしまいます。

    河水楼に高町の文五郎を騙った
    凶賊たちが押し入り、9人もの命を
    ことごとく奪っていってしまったのです。
    どうやらそれで怒り狂った藤右衛門は
    無実の者に口を割らせようとしたのですが…

    高町の文五郎が隠したであろう
    莫大な隠し金を巡った一連の事件。
    珍しくこの凶賊は
    たとえ押し入ったとしても
    殺しはしない、貧乏人からはとらない、
    女性を慰み者にしないという
    凶賊にしては珍しい男だったのです。

    そして、ある事実(隠しきれない)が
    明らかになったとき…

    確かにここに出てくる人たちは
    日向を歩くことはできぬものばかりです。
    だけれども、せめての救いは欲しかったな…

  • 元盗人とまっとうに生きる息子の
    悲しい話です

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著者プロフィール

1946年佐賀県生まれ。雑誌編集者を経てフリーライターに。ノンフィクション、コミック原作、実録小説を手がけ、映画化、テレビ化作品も多数。2002年「裏火盗罪科帖」シリーズで時代小説作家デビュー。著書に「投込寺闇供養」「深川鞘番所」「朱引き黒引き双つ江戸」「千住宿情け橋」「留守居役日々暦」「渡り辻番人情帖」「新・深川鞘番所」「俠盗組鬼退治」「草同心江戸鏡」シリーズなどがある。

「2022年 『北町奉行所前腰掛け茶屋 迷い恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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