ほら吹き茂平 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396338626

感想・レビュー・書評

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  •  隠居した深川の茂平は大工の元棟梁。いつの頃からか「ほら吹き茂平」と呼ばれるようになった。別に人を騙そうとは思っていない。ただ、いろんな癖の人をみて、ついつい言ったお愛想が思わぬ騒動を起こすのだ。その日も、一向に嫁ぐ気のない娘の相談に来た母親に、悪戯心が頭をもたげて…。江戸の市井にあふれる笑顔や涙を温かく描く豊穣の人情小説集。

  • 短編集
    江戸の長屋の話 幽霊が見える尼さんの話 
    亡くなった人たちへの想いを 残された人たちが語る。

    「せっかち丹治」がよかったです。
    今は うるさいおじさんってだけで 嫌われて 近所付き合いもなくなってしまうけど。昔はうるさいおじさんだけど 人情には厚いいい人って言われて 周りからも愛されていたんですよね。江戸はいいなぁ~。
    嬉しい 嬉しいお引越し~。

著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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