木暮荘物語 (祥伝社文庫 み 17-1)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 545
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396340698

感想・レビュー・書評

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  • 全ての登場人物が魅力的!
    この後皆どうなっちゃうのって気になって気になって、、特に大家さんが!笑

  • 1冊の中に「セックス」と言うフレーズをふんだんに使ってる小説を初めて読んだ。
    でも、いやらしさを感じないのが三浦しをんさんならではだろう。

  • 気づいたら心が恋という時そのものになっていたと、素直に言える並木。
    この人好きだなーと思った。

    あぁ、私はこの物語がとっても好きだという小泉今日子さんも好きだ。

    この話の始まり方と最後のおまけも含めて。

    文学と呼ぶにはあまりに面白くて読み物と呼ぶにはあまりに深い、しおんさんの小説をもっと読みたくなった。

  • 一つのアパートに住む、
    ちょっと変わった住人たちの物語を描いた
    連作短編集でした!
    のんびりほんわかや物語かと思ったら
    まさかのテーマは愛というより「性」かな〜
    1番好きなお話は、『柱の実り』!
    トリマーの女の子とヤクザの話。
    二人の関係性がなんか良く〜行末気になる。

  • 性と生。
    性を求める時、愛や恋のキレイごとでは無いときだってある!
    まさに、人間の持つ本能よね、
    と考えさせられます。
    木暮のおじいちゃん、最後まで女性を求める姿、こういうお年寄りはいつまでも元気かもしれないなあ✨

    古いアパート、木暮荘✨
    そこの住民達に繋がる連作短編、物語。とっても楽しめました♬

    大家木暮のおじいちゃん、女子大生の光子、サラリーマン神崎、お花屋に勤めている繭ちゃん。
    覗きのお話。
    覗き穴があったら覗いちゃいますよねー

  • 笑わせてくれる描写がたくさんあった!大家さんの話(心身)と神崎くんの話(穴)が面白かった。個人的には、全体の内容というよりは所々の色々な場面の臨場感を味わえて面白かったというかんじ。登場人物の様が滑稽に思えた。本作を読んで、ドストエフスキーの罪と罰を思い出した。主人公のラスコーリニコフがおばあさんを殺害するシーン…悪いことをしてる臨場感をまた味わえて楽しかった。

  • ストーリーの滑稽さと登場人物たちの重い感情全部乗っかってるのが調和されてるのがすごい
    しんどいのに笑える
    バランスがすごい

  • 先に漫画の方を読んで、絵も綺麗で内容も好みだったのでいつか読みたいと思っていた。原作を読んでみて、先に漫画を読んでいたことを後悔した。漫画で読んでいない話はとても面白く読めたので、初見で読みたかった。そのくらい好きな本です。

  • テーマが性なだけに途中食傷気味になったが、最初の「シンプリーヘブン」が好きだったので、最後の話は並木が主体のようだしと順に読み進めた。そして「嘘の味」の読後感はとても幸せな気持ちだった。「柱の実り」も良い。

  • 小暮荘の住民たちのお話。
    元彼の並木と今彼の伊藤と奇妙な共同生活を送る花屋店員の繭。
    恋にもセックスにもまだまだ頑張りたい老大家の小暮。
    女子大生の私生活を覗き見するサラリーマンの神崎。
    子供が産めないことに悩み続けた女子大生の光子。

    この4人を中心に物語は進みます。
    最初、変わった住人のお話だなと思いましたが、実はみんな同じような悩みを持っているのではと思いました。人に打ち明けられないだけで。

    動物のトリマーの女性とヤクザの前田のお話が出てきますが、ワンちゃんが縁とは言え悲しい恋にも感じました。
    辛い過去を根こそぎ持っていった前田の不器用な愛し方が格好いいなと。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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