殲滅地帯 新・傭兵代理店 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396342401

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    のっけからハイジャックを防ぎ、目的地に入る前のヨハネスブルクですでにバトルが始まる。いつも気が抜けないなんて、傭兵とはなんと恐ろしい稼業か。

    今回は北朝鮮だが、北朝鮮が2016年時点で世界の160カ国以上と国交を持っているのを知らなかった。日本人のイメージだとどこも付き合ってなさそうに見えたが。

    今回は最初、敵であったレッド・ドラゴンの姜文が最後の方は仲間になりかけたのに命を落としてしまい残念。

    今回も北朝鮮絡みのことで勉強になりました。

    あらすじ
    浩司がタイの特殊部隊に招かれて、タイに向かう飛行機の上から話が始まる。飛行機はISにハイジャックされ、一時は全員が死亡する危機に晒されるが、リベンジャーズの働きで事なきを得る。

    偶然着陸した海南島で、レッド・ドラゴンの幹部であるウェインライトが待ち構えており、北朝鮮を弱体化させるため、ナミビアへの武器輸出のルートを潰すことと特殊部隊の隊長である金栄直を殺害する依頼を受ける。

    ナミビアへ向かうためにヨハネスブルクに入ったリベンジャーズだったが、京介が拉致され、地元のギャングと交戦に入る。ウェインライトが金栄直にリベンジャーズの情報を流して、交戦させていたのだった。

    ナミビアに向かう途中のボツワナでも襲撃に遭うがなんとかナミビアに入る。トレーサーマンこと加藤が撃たれるも一命を取り留める。レッド・ドラゴンが掴んでいた情報を基に、武器が密輸される港に行くが、武器はすでに搬出されていた。金と組んでいるナミビア軍の大佐を拉致し、北朝鮮軍の殲滅に向かう。

  • 09月-01。3.0点。
    新傭兵代理店シリーズ。
    リベンジャーズたちが登場する飛行機が、ハイジャックに。。

    今回の敵は北朝鮮の連中で、舞台はアフリカ。

  • 『殲滅地帯 新・傭兵代理店』/渡辺裕之

    一番大好きなシリーズものです。
    タイトルに「新」とあることから、シリーズの中でも、セカンドシーズンにあたりますかね。。
    ファーストシーズンでは、世界各国に傭兵をサポートする「傭兵代理店」があり、日本でも政府非公式ながら、政府にも重用されていましたが、国際犯罪組織の陰謀で潰されてしまいます。
    再び、藤堂浩志率いるリベンジャーズが集結し、世界の国際犯罪組織に立ち向かうシリーズがセカンドシーズンにあたります。

    特に、著者の作品では本書も含めて世界情勢に基づく物語の展開がなされているので、ニュースになっていないこと、自分が知らなかったことも含めて勉強にもなります。
    そんな、本書の舞台となるのが、北朝鮮の朝鮮人民軍偵察総局の武器密輸を阻止することから始まります。その裏には中国共産党の闇の組織が影がちらつく。。。
    物語のリアリティと、世界を舞台にするスピーディーな展開は見ものです。

  • 久しぶりにこのシリーズを
    読みました。
    無敵感たっぷりのチームが
    少しずつやられていくのは
    歯痒い思いでしたね。
    時期的にも、北絡みだと
    なかなか面白い展開に
    星五つを付けました。

  • 北朝鮮 ナミビア

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著者プロフィール

渡辺裕之
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー。同作が人気シリーズとなり、以後アクション小説界の旗手として活躍している。その他のシリーズに「新・傭兵代理店」「傭兵代理店・改」「暗殺者メギド」「シックスコイン」「冷たい狂犬」などがある。

「2023年 『陽炎の闇 オッドアイ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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