メイキン・ハッピィ 下 (祥伝社コミック文庫 さ 1-3)

著者 : 桜沢エリカ

• 祥伝社 (2001年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[ししぼんさんの感想 · 2012年5月30日]

調香師に出会って、自分好みの香水を作りたくなった彼女は香水を売り出すことに夢中になる。金遣いの荒いPRマンと恋人になり、浮気され、香水ビジネスにも失敗して、最後はほとんど失って日本に帰ってくるが...。

踏んだり蹴ったりだけど、日本に帰ってきて18億の女じゃなくてただの自分として彼と向き合い、あの経験も自分の人生の一部として大事にしようとしている最後の彼女は悪くない。
彼女の男の趣味とかやってること、もっといえば桜沢エリカの書くキャラクターや書き方や絵に私はあんまり親和性や共感がないから、別世界を覗く感じが面白くて一時期はまったんだけど、この話は読んだ当時正直あまり好きじゃなかった。ただ単なる成長譚より微妙な後味の悪さがちょこちょこたまっていくような厚みのある、読んでちょっとしんどい（なんせ相手の男が私は好きになれないし）話だ。今読んだらまた別の感想を持つかもしれない。

[fenicoさんの感想 · 2007年7月14日]

“やる気”にさせる、バイタリティーのある本！

[じゅ。さんの感想 · 2004年10月12日]

サクセスストーリー、とは違うけれど。ひとりの女性の成長過程が面白かった。

著者プロフィール

10代でデビューして以来、コミック誌やファッション誌、WEBなど多方面で活躍中。
女性の心情をリアルに描写した漫画やイラストを多く手掛けるほか、その優雅なライフスタイルも注目を集める。91～93年「メイキン・ハッピィ」で人気が不動に。




「2013年 『ジャスト・ラヴァーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」