仕事のやり方間違えてます: 成功を手にする「理系思考」10の法則

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396612115

作品紹介・あらすじ

MOTの第一人者、世界と闘った東大教授によるプロジェクト・マネジメントの実践的スキル。

感想・レビュー・書評

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  • 1 「プロジェクト思考」とは何か
    2 ビジョンという戦略力
    3 「創造のプロセス」を構築する
    4 競争力のあるコンセプトを生み出す
    5 コンセプトを具体化(デザイン)する
    6 チームの力を最大に高める
    7 マネジメントの技術とは
    8 危機に対応する能力
    9 三つの能力・二つの哲学
    10 仕事力を高める思考習慣術

    ある目的を完遂するためにチームを編成するとき、メンバーの必要条件は二つあります。

    1.目的に対して情熱を持つこと
    2.目的達成に貢献できる能力を持っていること

    協調性など十分条件として加えてもいいのですが、この二つさえあれば、特になくてもかまいません。

  • ビジネス

  • 想像のプロセス
    ビジョン
    コンセプト
    モデル
    デザイン 具体化 ソルーション
    テスト
    実行

  • 平易に表現されており、かつ、的確に的を射ていて、よくサマライズされているとは思います。ただ、今ひとつ響きが足りないのは、よく一般化されているようでいて、それでも論が著者ご自身に寄りすぎているからだと思います。

  • タイトルから想像する内容とはちょっと違い、理系思考によるプロジェクトマネジメントの本。邦訳ではなく日本人が書いた本。著者自身が関わったヨットレースを例に、実践向きのマネジメントの手法を分かりやすく解く。とても勉強になった。今後実践してみたい。

  • 本日ご紹介する本は、

    「仕事のやり方」、特にプロジェクトにおける
    考え方から具体的な実行まで役に立つ情報が満載です。

    著者はMOTの第一人者です。

    MOTとは、「マネジメント オブ テクノロジー」
    の略で、日本語で言うと「技術経営」となります。

    意味としては、専門技術をコアとする企業にとって
    その技術を経営の視点から管理する
    と言うようなイメージになります。

    我々には、より関係が深いテーマですね。



    まずは
    「給料をもらうために仕事をするのではなく、
    価値を創造するために仕事をしましょう」
    と言うところから入り、
    そのための仕事がプロジェクトである。

    プロジェクトと言うと
    「日常業務とは別の次元で
    組織横断で必要な人がチームを組み
    目標に向かって作業を行う」

    というようなイメージがありますが、
    ここでは、プロジェクトとは
    「価値を創造するためのプロセスである」
    べきである、と言い切っています。

    そのためには、
    単に与えられた目標を実現するために動くのではなく、
    ビジョン→コンセプト→モデル→デザイン→ソリューション→テスト検証
    という一連のプロセスを意識することが重要。

    本書ではそれぞれのプロセスに必要なことを
    章立てして具体的に書かれています。



    特にビジョンを明確にすることが重要だと思いました。

    本書の中で、ビジョンを明確にするとは
    たとえば、
    「これからバイオが流行るからバイオの事業をやろう、どこから参入すればいいだろう」
    これはビジョンではありません。

    「目の見えない人を見えるようにしたい。だからバイオ分野をやる」
    これが正しいビジョンです。

    気がついてみると
    この例のような、間違ったビジョンを、
    考えていることがよくあります。


    ほかにも、プロジェクトに役に立つ
    考え方がたくさん紹介されています。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「給料をもらうための仕事」をするのではなく「価値を創造する仕事」をする
    創造のプロセス=ビジョン→コンセプト→モデル→デザイン→ソリューション→テスト検証
    創造のプロセスを回すのに重要なこと=回すスピードを速めること
    ビジョン=明確な価値を生み出す目標=今できないことを出来るようにする
    どんな時も図を書いて議論しましょう。全体像、完成予想のイメージも描きましょう。
    トップダウンのマネジメント&ボトムアップのマネジメント 両方必要
    成果=「人的資源」×「時間」×「資金」:時間の有効活用には際限がない
    会社や組織は、メンバーが成長するために全ての努力を払わなければいけない
    自分でテーマを決め、創造のプロセスを独力で回す経験をする
    いかに時間を使うかは、いかに生きるかと同等に大切
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆

    1 「プロジェクト思考」とは何か
    2 ビジョンという戦略力
    3 「創造のプロセス」を構築する
    4 競争力のあるコンセプトを生み出す
    5 コンセプトを具体化(デザイン)する
    6 チームの力を最大に高める
    7 マネジメントの技術とは
    8 危機に対応する能力
    9 三つの能力・二つの哲学
    10 仕事力を高める思考習慣術
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/6e1f0376edc386b8.png


      

  • まぁうちの研究室だし。

    とりあえずすごい人だし賢いんだけど、自慢が多い。

  • 理系の経営論。理系思考といっても観点が大きくかなりアナログ的で、わかりやすく面白い。アメリカズ・カップでの失敗が冷静かつ生々しく書かれていて興味深い。止まるところを知らないマルチ・エンジニアの頭の中を少しだけ理解できたような気がする。

  • アメリカズカップがらみ、かつ、船舶専攻がらみで、好きな先生です。
    プロジェクトチームの率い方は参考になる。

  • 未読

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