捨てよ!先端技術: 日本企業が、再び世界で勝つために

著者 : 森谷正規

• 祥伝社 (2004年6月1日発売)

感想・レビュー・書評

[kageさんの感想 · 2006年11月4日]

最近、ＭＯＴ（Management of Technology）の必要性が叫ばれて久しいですが、この本も主にＭＯＴについて述べられていました。
（一言もＭＯＴとは出てこなかったとは思いますが･･･）

この本の読みやすかった点は、評価軸を二つに分解して企業を当てはめて説明してくれていた点です。
軸は、
・日本に合う技術と合わない技術
・「良い経営」と「悪い企業」
です。

これに沿って、各企業の説明が書かれていたので、イメージしやすかったです。
総合電機メーカーが不振の理由、中小企業で独自の戦略によってオンリーワンを遂げている理由などなど、興味深いこと盛りだくさんでした

著者プロフィール

LCA大学院大学副学長。専攻は現代技術論。

「2009年 『比較技術でみる産業列国事情』 で使われていた紹介文から引用しています。」