- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396614836
感想・レビュー・書評
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歴史の教科書の謎なところを
明快に仮説を立ててるのはスゴイ
白村江のあたりって謎だったのとか
成る程ですね。
おもしろくてサクサク読めてる
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素晴らしい。これは素晴らしい
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世界史大嫌い高校生だった自分は本書の内容の真偽について判断基準を持ち合わせていないが、主観的な解釈の表現が頻出していることからあくまで著者の主観なのだろう。だが、本書のポイントはその真偽ではない。歴史はあくまで残された情報から推測される過去の世界についての推測である。想像、妄想を膨らませて一家言持つ事は自由であり、そのような能力はビジネスマンに「効く」ということかと腹落ち。
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理系で地理を選択したので世界史についての知識を得るのが初めてだったこともあり、筆者の見方がどの程度違うのかがわからなかった…もう一度、所謂世界史として広く学ばれているものを勉強してから再び読み直したい。
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数年積読されていたものをようやく読了!
世界が歩んで来た歴史を、その裏の物語と共に説明されており、その物語が面白い。面白いから、そこもうちょっと掘り下げて欲しい!ってとこが結構あるのだけど、紀元前から1800年代にかけての世界のストーリーが1冊におさめられているので、ある程度浅くなってしまうのは仕方ないのかも。この本をきっかけにして、興味のある分野はまた自分で掘り進めていけたらいいのかな。
世界の見方が少しだけ変わったし、目から鱗な話満載で、歴史を紐解くと理解出来る政治のお話もあり有意義な一冊。世界史に興味はあるけど初心者って方にオススメ出来る。でも基本的なベースの知識が無いと少し難しい部分もあるかも?
個人的にはトゥルクマンの大躍進や、ドイツ・フランス・イギリスの成り立ち、アメリカ合衆国の特異性の話が興味深く、とても面白かった。
学者さんでは無いが故にここまで大胆に書くことが出来たのだと思うとそれが良さでもあり、一方で個人的見解が多分に含まれているので、知識としてどう吸収するかは慎重になるべきかもしれない。
1回では理解しきれなかった部分もあるので、もう一回読む! -
出口治明さんの本は前に『ライフネット生命社長の常識破りの思考法 ビジネスマンは「旅」と「読書」で学びなさい!』を読んで、非常に影響を受けました。
彼はとにかくすごい読書量で、歴史書だけで5000冊以上だそうです。
他の世界史の本とちがって、古い時代からじょじょに新しくなるのではなくて、テーマをしぼって語るので、時代も国もあちこちに行きます。
たとえば大航海時代は永楽帝の派遣した鄭和艦隊が万里の長城に化けて初めて始まったとか、
明治維新はアヘン戦争後罷免された林則徐のリベンジだったとか、
世界史は全体を見て理解するととても面白いのですね。
個人的に、ここ数年かかえている問題があって、読みながらも何度もそのことを思い出しました。
最近一度やめようと思ったのですが、仲間に引き留められて、続けることにしました。
そしてこの本が背中を押してくれました。頑張ります。 -
読み物としての世界史教科書としては面白い。特に、クビライが導入した銀の大循環システムなどは一考の余地あり。
ユーラシア各地の王族に貢物の対価として銀(当時の共通通過)をばらまく→使い道を知らない王族は商人に投資する→商人は貴重品貿易で中国に銀を支払う→クビライが税徴収→それをばらまく…
また、西洋史観による「思い込み」を危惧するスタンスにも同意。
一方、あくまで作者個人の見解(本で読んだり、人から聞いたもの)で、信憑性に欠ける可能性は認識せねばならない。 -
今まで授業や日本のニュースで世界史で学んだことがすべて正しい見方である、と思うことが間違いだと思わされた。正しく認識するためには、世界の歴史や地理を理解し日本発信の情報だけに捉われないようにしなければいけない。
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タイトルに偽りあり!?世界史の先生でもない限り、仕事に効くとは思えない・・
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情報量がかなり多いので全てインプットできたわけではないが、輪郭は何となく捉えられた気はする。
50年単位での国別のGDPの変遷の図は感慨深いものがある。中国/インドは勃興ではなくて揺り戻しなんですよね。