- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396617998
作品紹介・あらすじ
みなさん、継続することは得意ですか?
得意な人はこの本は手に取っていないと思いますから、おそらくちょっと苦手ですよね。
一方、僕は継続することがむちゃくちゃ得意です。なんか自慢みたいで申し訳ありません。
でもその代わりといってはなんですが、別に質が良いわけではないと思います。
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執筆、絵描き、作詞・作曲、「いのっちの電話」……
どれも20年以上つづけてきた、スランプ知らずの継続マニア・坂口恭平さんが見つけた、
「やりたいこと」をつづけるコツが1冊に!
僕も挑戦している最中です。
最中であればいいんです。継続中ってことですから
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多くの人は、何かをやろうとして、手をつけはじめて、
無事に完成することができたとしても、
それが売れないだとか、人から評価されないだとか、そういった不遇を味わい、
自信を失い、徒労感ばかりを感じるようになり、いずれはやめてしまうようです。
僕はいつも、もったいない!と思ってしまいます。
だって、作っているときのほうが楽しいですもん。
つまり、何かを継続しているときのほうが、楽しいんです。
この馬鹿みたいに単純なことに、僕は気づいたんです。
●目次
はじめに
僕について
第1章 人からの評価はいらない
第2章 作りたいのに、作れない
第3章 とにかく定量を死ぬまで継続。これこそが人生……?
第4章 生きている時間を、ただひたすら自分がやりたいことだけで埋めていく
第5章 続けていると、予測ができる
第6章 どうやって生活を作り上げるか
終章 いつまでビビっとるんじゃい!
おわりに 幸福とは何か
感想・レビュー・書評
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僕も毎朝のジャーナリングを継続しています。誰に見せるものでもなく。それが1日のリズムを作ってくれるし、大切な時間です。とにかく継続、です!
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自分的には読みづらい本で、読むのに時間がかかってしまった。でも私はそれこそ「継続する」ことが大の苦手で、何か続けるためのコツが掴めるのかも!と思って頑張って読んでみた。
その結果、そういう「がんばって〇〇しなくちゃ」という気持ちの状態だと続けるのが苦痛で、結局続けられないのだということがわかった笑。坂口さん的に言えば、そんな状態になってしまうなら、本を読むのをやめたらいいということだったけど、でも、読んでみて良かったと思う。
一番いいなと思ったのは、自分の得意なやり方を見つけて続けてみるというところ。その状態に自分を持っていくことはきっちり努力してやってみて、その先の続けることには努力が必要ない状態にしてあげること。
とはいっても、そこにたどり着くまでに坂口さんがやったことって明らかにそれは努力やろ、と思った。批判してるわけじゃなくて、そこにたどり着くために、自分で試行錯誤したことを純粋にすごいと思う。
色々なページに書き留めておきたい言葉がたくさん落ちていた。これからそれを拾っていく作業をするつもりだ。 -
とても良かった。
何かの「習慣」を継続するものだと思って読んでいたが、良い意味で裏切られた。
継続するコツよりも「嫌な事は止めて、好きな事を続けていくにはどうすればよいのか?」と言う、誰しもが考えた事がある永遠の悩みについて、1つの回答を出してくれたように見える。
個人的には本の中で書かれていた「挫折なんて言葉は、才能がある人だけが使えばいいんです。無能な我々は挫折とは無縁です。」というのがともも刺さったのと、これから新しい事を始める人の心を軽くしてくれる素敵な言葉だと感じた。 -
総じて心の中にスっと内容が入ってくる本
プライドは一切取り払われていて、ありのままの感情や思考で埋め尽くされている
途中までは、頭の中がそのまま溢れ出てるなああって印象だったが、6章あたりから読みやすさが違う
本とはこういうことなのか -
本来、自分のやりたいことだけを継続していくべきなのに、やりたくないことを継続してしまっている人が多いと再三述べている。
それは他人からの評価を受け入れることや、周囲の人と同調して歩幅を合わせることが美徳だとされている影響が大きいからで、私自身も無意識のうちにそのような人生を歩んできたなと本を読みながら感じた。
継続仙人になって、幸福だと思えるぐらいまでになれるように、力を抜いて、自分のやりたいことだけを淡々と続けられる人になりたいと思った。
駄作でもいいから、どんどん自分の中から湧き出る何かを外に生み出していこう。続けていれば、いつか継続することの幸福さが感じられる日が来ることを信じて。 -
継続して何かをやるコツ。本を書く。絵を描く。歌を作る。野菜を作る。料理を作る。楽しいと感じていたことを忘れずに、継続しよう。
お金にならないからと諦めるな。人から「才能がない」と言われたくらいで諦めるな。行為そのものの楽しさを忘れてしまったり、傑作を目指したり、他人と比較し始めると自己否定が始まる。自分が嫌なことはやらない。やりたくないことを惰性で継続していると人生が楽しくなくなる。
やりたいことを継続していると幸福になる。自分が作りたいものを作ること以上に充実した時間はない。 -
いつまでビビっとるんじゃい!
終章のギアの入り方すごかったです(笑)
継続するためのHOW TOを説いた本ではないですが、そんな小手先のHOW TOじゃ、凄まじい力をもつ「人間の否定力」に勝てねぇぜって話。
挑戦している人、好きなことやってのびのびイキイキしてる人へ否定的な言葉をかけたり、足を引っ張ろうとする人たち個人が悪いんじゃなくて、もうこの国の教育制度とか、社会保障とか、全部そういう大きな仕組みのねじれのせいかもなぁ。
みんながもっと自分に素直になって、生活保護が必要になるような暮らし方・生き方に変わった時、社会は変わるかな?今の社会が失うものは沢山あるかもしれないけど、新しく得るものもある気がする。やっぱりベーシックインカムのこととかも、もう少し勉強したくなってきたぞ✍️
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自己啓発本の一種かなあ
すごくするすると読める
好きなことをつづける
駄作でもいい
それで働かなくても生きて行ける
そんな本
真似できるかと言うとなかなか
生活保護ワークショップは面白そう
生活保護でも生きていけるのがわかると怖くなくなる
フリーライダーと言われそうだが、メンタルヘルスにかかる社会的コストと比較してどうなんだろう
ときどき読み返して、そんな生き方もあるなと想い返したい本
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語り口調なので本が苦手な人も読みやすい。周囲の評価や才能のある無しを気にせず、自分が取り組んでいると幸福に感じることをいかに見つけ出し、継続するかについて誘ってくれる本。この著書の取り組んでいる表現(電話、パステル画、畑、音楽、料理、編み物その他たくさん)を継続してきた経験から、自分を締め付ける自分の承認欲求や固定概念から自由になって、とにかくやりたいことで人生を埋めよう!いつも幸福でいられるように。と創造性を喚起させられ、肩の力も抜ける。不機嫌でいるのも自分次第だが、もっと自分を効果的にコントロールして、楽しい人生を送りたくなる。今日、私は何がしたいの?と自分と徐々に繋がっていく事ができそうで、行き詰まった時にはまたこの本を開くだろうと思っている。