I love you

著者 :
  • 祥伝社
3.50
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本棚登録 : 1863
感想 : 357
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396632519

感想・レビュー・書評

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  • 人気作家を集めた恋愛小説集。なかなか読む気にならなかったけれど、読んでみたら意外と気持ちの揺らぎが心地よかった。

  • 伊坂さんのよくわかんない変な感じが好きみたい。
    中村航さんは初めて読んだけど、これは割と好きだった。
    爽やかにやっちまおうぜ、って言ってくれる
    めちゃくちゃな友人が私もほしい。
    どうせ怖気づくんだけど。
    (ト)

  • 久しぶりに恋愛小説を読みました。
    6人の作家さんの短編集。
    どれも良かった。
    中田永一さんと中村航さんは初めて読んだけど、すごく良かった。別の小説も読みます。
    有限な人生の中で、人それぞれに花火のような輝く一瞬があるとすれば、やっぱり恋愛になるのかな。
    音楽だってずっと昔から恋や愛について、くどい程歌われてきてるしね。

    “愛情をただ育みたいと願うこと。
    世界中を廻るギブ&テイクの中で、僕はこれからも何かをなそうとするだろう。どれだけ慎重であろうとしても、僕の怠惰や欲望は誰かを傷つけてしまうだろう。そして何度も自分に失望するだろう。だからいつまでも覚えておきたいと願っていた。満月の下、彼女を通じて降りてきた優しい実感を、いつまでも覚えておきたいと、僕は願っていた。”

  • 同じラブストーリーなのに作家が違うとこんなに違うなんて面白い!

  • 伊坂さんはほのぼのと
    石田さんはかわいく
    市川さんはまっすぐに
    中田さんは切なく
    中村さんははちゃめちゃに
    本多さんはお洒落に
    1つのテーマを表現してた。

    「そんな気がするってば」
    「しないよ」

  • 透明ポーラーベア/伊坂幸太郎
    伊坂さんは水兵リーベ僕の船ってフレーズが好きなのかな?他の短編でも出てきてた。何より伊坂さんの作品は、終わりにモヤモヤしたりしないし、話が良く出来ているし、しかも感動する。切ないのに暖かい気持ちになれた。この話凄く好き。
    魔法のボタン/石田衣良
    石田さんの恋愛小説はどことなく面白くて、妙に女性を美化したりしないし、ありそうで現代っぽくて好き。私的に結構良かったな。
    卒業写真/市川拓司
    あれ?え?ってなって、ページを行き来して納得。言葉を調べたりもした。ロマンティック過ぎる気もしたけど、過去の思いが実って良かった。笑顔になれた。
    百瀬、こっちを向いて/中田永一
    まずこのタイトルに惹かれました。タイトルだけで引き込まれました。時間は現在、物語は過去。結局誰が嘘つき?みんな嘘つき?分かってたのね。切なくて少し怖くて優しくて甘かった。「百瀬、こっちを向いて」……良かった。
    突き抜けろ/中村航
    良かったというレビューが多かったし期待していたけど、私的には普通だったかな。まだ理解できていないのかも。でも、近い未来が少し浮かんだ気がした。
    Sidewalk Talk/本田孝好
    これは良かった。期待以上でした。離婚から始まるのかな。なんか切なくて救いのない話のようで、最後に救いが現れて本当に良かった。彼が度々思い出す過去が素敵だった。香水…

  • 伊坂幸太郎と本多孝好作品がすごい好き。話の流れ、伏線、余韻が短編なのにすごいなぁ。
    卒業写真も好きだったし、百瀬、こっちを向いて、も良かった。何か青春。

    透明ポーラーベア/伊坂幸太郎
    魔法のボタン/石田衣良
    卒業写真/市川拓司
    百瀬、こっちを向いて/中田永一
    突き抜けろ/中村航
    Sidewalk Talk/本多孝好

  • 伊坂さん目当てで手に取ったアンソロジー。作者は全員男性作家。複数の読友さんご推薦の『百瀬、こっちを向いて』も収録されている。伊坂さんの『透明ポーラーベア』がやっぱり一番!最後の3行が特に沁み入った。主人公の姉の存在が不在ながらもとても大きい。また、『百瀬、こっちを向いて』の瑞々しさが印象的。構成が秀逸。この作者の他の作品もぜひ読みたい。中村さんの『突き抜けろ』も好きだ。男3人の鍋が楽しい。イマイチだったのが石田さんと市川さん。設定や結末がベタ過ぎだったり台詞まわしが古臭かったりで個人的にダメでした。

  • 私の大好きな作家さん達ばかりの短編小説集。
    どれもこれもステキな物語です。

    市川拓司先生の『卒業写真』は読みながら少し考えさせられて「え・・?え・・?」ってドキドキしちゃいます。

    本田孝好先生の『Sidewalk Talk』は文章が好き。
    もどかしい心情の表現方法が私好みでした。

    もちろんその他の作品も最高です★
    どの作品も文章が綺麗なことが嬉しいし、読みやすい。きっとそういう作家さんを集めたんだろうな~

    長編小説が好きな私でも十分楽しめたので、日ごろあまり本を読まない人がまず本を読み始めるのに最適な一冊ではないかな?と思います

  • 有名な作家さんたちのアンソロジー。その人の作風を知るには良さそう。そして中身もいろんな作家さんのがあるので1つぐらいは気に入るのがあるだろう。
    どれも読みやすく、楽しかった。

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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