産声が消えていく

著者 :
  • 祥伝社
3.15
  • (0)
  • (5)
  • (6)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 24
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396633035

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これはノンフィクションなのでは…と感じられる話。

    産科医療の現場がいかに過酷な現場か。
    結果が悪いと過失でなくても過失に仕立て上げられてしまうなんて

    自ら産科を希望する医師がいなくなってしまう

  • 産婦人科の医師不足が問題になり病院のたらい回しなどと最近問題になっているが、現在の貧弱な日本の医療制度は個人の力量と忍耐力でかろうじて維持している。 なんとかせんと日本の少子化はますます酷くなるだろう。最前線で奮闘する現役医師が医療崩壊の実態を書いただけに考えさせられる。

  • とても興味深かったです。なぜか日本も訴訟大国のようになってしまい、まじめに働いている医師が訴えられる事件が増えています。このままでは日本の医療は崩壊するとわかっているのに、何もしない行政、安易に夜間診療を受けようとする患者。そういった過酷な状況をリアルに(というかほとんどノンフィクション)描く本作。出産経験もあり、次男は逆子だったのに、どうしても経膣分娩したいと担当医にお願いしたということもあって、読みながらドキドキしました。夏目医師の心が壊れていく様子や、アルコールにはまったり、鬱になっていく姿がリアルでつらかったです。

太田靖之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×