- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396633356
感想・レビュー・書評
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内容は、人気お笑い芸人の奥田がパーソナリティを務める深夜ラジオ宛に、熱烈なリスナーから今夜の放送終了後に自殺するとの予告メールが入り、息子を自殺で失った担当ディレクターの安岡が、同じ過ちは繰り返さないと、必死に奥田の深夜ラジオを通じて、自殺を食い止めるために奔走する話です。
刻一刻と放送が経過していき、放送終了のタイムリミットが近づいていくというスピード感と、時間だけが無情にも経過していくものの、なかなか予告者を発見できないもどかしさに自然と話に引き込まれていきます。
私の場合、奥田をダウンタウンの浜ちゃんとダブらせて読んでみると、より臨場感がわきました。
なかなか見付からなかった予告者が、最後は何となくあっさり見付かってしまった感があり、リミットに最後は都合よく間に合ってしまったオチには、ちょっとガッカリでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時間にしたら4時間くらいの間の事件
ラジオはあまり馴染みがない
でも全くないわけでもない
そんな人が多いと思うから、物語の中の進行にちょっと興味を持った。
リカとかに比べたら恐怖はないかなぁ
でもドキドキするよ
中の人たちのセリフが上手で本当にこういう人物が存在してるみたいだ -
ラジオの深夜放送に自殺予告のメールが届く。放送終了後に自殺するというもの。タイムリミットが迫る。自殺予告者は見つかるのか?
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中盤のめまぐるしい展開が面白い作品です。
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深夜放送のラジオに届いた自殺予告メール。
随分前に読んだので、すっかり内容を忘れて再読。
あり得ないながらも流れは面白いのだが
リスナーやDJ、スタッフそして自殺を志す者の繋がりぎもう少しあれば良かったのでは。
【図書館・再読・11/29読了】 -
五十嵐さんは好きだけど、これはいまいち。
深夜のラジオ番組にリスナーから自殺予告メールが。はたして悪戯なのか本気なのか、本気であれば止められるか・・・という話。メールが悪戯ではないとして、どうにか自殺を止めようと奔走するわけですが。正直、緊迫感を全く感じず。テンポ良く読めるんだけどスピード感がない。人気漫才師という設定のパーソナリティのしゃべりも微妙。ネタがネタだけにもっと面白くできたんじゃないかなぁ、とか思ったり。ちょっとした伏線もあるけれどだいたい予想の範囲内。ラストも現実的ではないかと。まぁ深夜ラジオ聞かないんでリスナー心理がよくわからないせいかもだけど。 -
この作家さん好きだけど、この本はあまり面白くなかった。
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人気パーソナリティーが務めるラジオの深夜番組。
そこに届いた1通の自殺予告メールをめぐっての話です。
テンポよく進んでいくので一気に読み終わりました。もっと事件が絡んでいるのかと思いましたが、ストーリー事態は淡々と進みます。
読後感は良いと思います。 -
ラジオの番組に「自殺予告」のメッセージが来た。
ラジオにまつわる人達が、何を考え、どう動くか。
番組が終わるまでがタイムリミット。
それぞれの心の動きが面白かった。
理屈や常識だけで動けないことって確かにある。