- Amazon.co.jp ・マンガ (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396765538
感想・レビュー・書評
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この本棚には漫画は絶対入れないって思ってたんですけど、
あまりにも作品として好きなので例外として登録することにしました。
この方の漫画を他に読んだことないのですが、
とにかく水の描写、そして潜水表現が素敵すぎる。
私が海が好きなのは水の中で何も考えず揺蕩うのが好きだからなのですが(あと生き物が好きだからなのですが)、その恍惚とするような感覚を見事に表現していてすごいと思いました。
口でも説明するのが難しいあの感覚を見事に絵で再現してる。
私事ですがスキューバで1人海の中を何も考えずに浮かんでいたら、そんな私を水面でシュノーケルしてた母が見てたらしくて、後で「あなたも私のお腹の中であんな感じだったのかしら」って言われたんです。それを聞いて私もなるほど、って妙に納得してしまいました。分かりにくいかもしれないけど、水の中ってそんな不思議な感覚なんですよね。
そんな水の感覚、それも主観的な感覚ってなかなか表現しづらいんですけど、この漫画が絵と言葉でそれを鮮やかなイメージとして読者の感覚に訴えかけてくる。読み終わった後はしばらく余韻に浸りました。
この物語の舞台は海ではなく湖ですが、少女が湖の底に沈んでる古い町並みを素潜りで探索するっていうストーリーがとても幻想的でした。
水を表現した漫画という意味では「海獣の子供」もすごく感覚的な作品だと思うのでこちらも好きなのですが若干の鬱要素があると思うんです。
それに比べると「Silent blue」は世界観が綺麗。あと何か湖に潜る時の苔むすような水の懐かしい匂いが伝わってくるようでした。なんというか懐かしい気持ちにもなるんです。田舎があれば帰りたくなるような。
この作品も読むと水に飛び込みたくなります。 -
もうちょっとSFぽくなるかと思ったけどそうでもない。隕石が落ちてあっという間に水に沈んだ故郷で何かを探す話。それは思い出かもしれないしよりどころかもしれないけれど、確かに胸の奥深くにある。読後感はやさしい。
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1巻完結。
隕石によって水に沈んだ街を探る少女と家族、
失われた記憶を取り戻すために少女は潜り続ける。
見開きで過去を振り返る絵が印象的だった。
水にこだわった安堂維子里氏らしい作品だが、
1巻まるっと使う程話の濃度は濃くはない。
私スキューバが大好きなんですけど、この漫画の水の描写に衝撃を受けました。水に飛び込みたくなる漫画です。レビュー近...
私スキューバが大好きなんですけど、この漫画の水の描写に衝撃を受けました。水に飛び込みたくなる漫画です。レビュー近々アップしますね!