あっきーのマンガ本棚

『究極の毒親』とコピーを打たれた漫画だが、まだ起承転結の起がほとんどなのでわかりやすい毒親表現はあまり出てこない。
1巻の中で一番の毒は『過保護』ではなく「親戚が遊びに来るから他の約束を断っておいて」という場面で主人公が「当たり前の様に断りを入れる」やりとりが強烈に毒気を放っていると思う。
今後に期待。

ド田舎育ちで同級生の友達がいなかった明日ちゃん、
母が仕立てたセーラー服でブレザー指定の進学校へ。
そんなドジっ子明日ちゃんのお友達作りの学校生活が始まる。
女の子の仕草にものすごくフェチズムを感じる作者のこだわりがすごい。
こだわりを魅せるためのコマの大きさ、
ロンダートバク宙を一動作1ページで14ページ使うという大胆さ。
明日ちゃん以外の同級生の個性的な仕草の数々。
楽しい学校生活が待っているであろうワクワク感。
どこを切り取っても作者色の濃い作品。

新キャラ登場。
誰もが思っていることをあえて言いたい。
弟の正志っているか？
正志は貧乳愛され妹キャラで良かったのでは。
基本的に先輩達が手品で失敗してラッキースケベを拝める漫画だと思っていたど、
本格的に手品解説が詳しくなった分、減ってしまったというか、スケベが減ったね。
ただ先輩の失敗の仕方に容赦がないのは好感もてる。

相変わらずの先輩のポンコツっぷりにラッキースケベが捗る助手。
1巻に比べると先輩がだいぶ可愛く思える様になった気がする。

Twitter企業アカウントのやりとりを擬人化漫画にしてみた第２弾。
１弾の時点でほぼリアルタイムに追いついてしまっていたので、ネタ切れ感が否めない。
ゲストに井村屋とパインアメが出てきてはいるけども、多数あるコラボ等のほとんどが描かれず。
巻末3分の1は学園コメディーでなんとかページ数稼いで1巻まとめましたという感じで、企業アカウントのリアルさが行方不明。

作者買い。
気まぐれで現れる移動屋台のバー。
ふらり立ち寄った客に店主のバーメイドが最高のカクテルを提供する。
カクテル知識と客とバーメイド仲間たちの人間模様を描いた漫画。
若干展開がワンパターン気味かつ薄いので、屋台バーのようにいつふらりと連載終了してもおかしくない危うさがある。
客よりバーメイドのテクニックや知識の方に注目がいってるからかなと思う。
2巻では新展開が予告されてるのでそちらに期待したい。

奇術部(仮)で手品を研究している先輩と出会ってしまった後輩(助手)。
なぜか成功しない先輩の手品とポンコツな性格に振り回される後輩のドタバタちょいエロコメディ。
ちょいエロといっても、すこし昔なら少年ジャンプで掲載されていても問題ないレベル。
先輩のあまりにもポンコツでめちゃくちゃな性格が、愛おしく感じるかどうか微妙なライン。

ファンのプレゼント自慢対決したり、
組長の歌詞がスランプだったり、
徐々にゴクドルズに浸食されるヤクザ達。
新入りジョージの活躍に期待。
と思ったらいきなり『ファミリー』の話で笑った。

修行(精神)したり、ドラマオーデション受けたり、
食レポ番組に出たり、着々とファンが増えていく、ゴクドルズ。
出落ち感がすごくした1巻のときの不安はなく、
相変わらずアイドル×極道ネタを突き進み、
よく笑った。
オーディションのガチ極道には笑った。

ヤクザ3人が大失態を起こしてしまい、
組長に「何んでもやります！」と土下座をしたところ、
全身整形で女体化し、3人組のアイドルユニットとして活動することになった。そこそこ売れてしまっているのが悩み。

可愛い顔して中身はおっさんヤクザなので、
極道魂を捨てきれない心とアイドルとしての乙女の心がぶつかっていてそのギャップが面白い。
たまに女性の髪型で元男性の濃い顔を出す顔芸がツボにハマる。

一巻完結。
人付き合いが苦手、交際経験無し、精神疾患、生き辛い女性作者が自己を見つめてたどり着いた答えは『抱きしめて欲しい』事だった。
作者が自己肯定に目覚めるまでの精神的葛藤をさらけ出すエセイ漫画。
pixiv初期から『常に親のご機嫌をとる』他、ACの面が見えたので注目してたけど、あえて触れないようにしているのだろうか。
生き辛さや精神的辛さの例えの表現が上手く描かれている。
『「怠けている」事と「動けない」事は似ているようで違うのだ』

作者買い。成功。
先輩のOLと後輩の医学志望大学生がルームシェアをきっかけに主に後輩がストレッチを先輩に教える形で、ストレッチの紹介をする漫画。
ストレッチ以外の合間に少しずつキャラの性格や関係性を掘り下げて行く。
シリアスとギャグのバランスが良く、ストレッチで延ばす部位の描写、ストレッチをしている間の会話などで楽しみながら覚えられる。
作者はどう見ても東山先生ですが別名義。

一巻完結。
『母がしんどい』その後のエピソードと、
作者が同じ悩みを抱える方々を取材した、
人それぞれ様々な形の『毒親』話を収録。
様々な形があれど、少しでも共通する部分は必ずどこかにある。
一般人には伝わらない『毒親』の辛さを皆で共有し、対処法を学ぶ。そんなエッセイ漫画。

一巻完結。
Twitterの企業アカウントで実際に起こった緩いやり取りをつぶやきからイメージしたキャラで再現してみる漫画。
Twitterの『中の人』のつぶやきから『擬人化(?)』するという珍妙で面白い試み。
実際にこの流れをリアルタイムで眺めていた側なのですが、ホントにこんなことが起きてたんです。
シャープ、タニタをメインにセガ、キングジムの絡みが収録。
Twitter上だとパインアメ、ニッセン、東急ハンズ、井村屋等々。そのあたりも続巻が出たら面白そうですが。

誰が見ても変な両親に育った娘の奮闘記。
幼少期はそれが当たり前で変とはあまり思わなかった。
思春期頃に明らかに母はおかしいと気付かされ、
如何にしておかしな母の、愛という呪縛から逃げるかの闘いが始まる。
軽く調べた程度の知識でもわかる、
母と娘の間の典型的なアダルトチルドレンとなる要素が散りばめられていて、
アダルトチルドレンの方は当てはまる要素が多々あるのではないだろうか。
調べるほどこの漫画のようなタイプは、
母と娘に限定されがちである。
僕は言いたい。このパターンで母と息子もありえる。

短編集。
個性的な少女達がわーきゃーする短編集。
オチの後に後日談がある構成で大オチなのだけど、
大オチ前提のオチの話が多々あって、
中途半端に切られたり本編のオチがイマイチになっている。
後日談構成にする必要があったかのかどうか。
夢野萌ちゃんが可愛い。

作者買い。
新大陸『チュニク』から連れられてきた少年リンレと冒険者の娘のマージが出会い、
リンレが探す『チュニクチュニカ』の謎を追うお話。
水谷フーカ氏の初期作品で新鮮だったけど、密度があまりない。
最後の最後にマージが格好良かった。

作者買い。成功。
読み書きしかできなかった奥さんが、
夫が残した本屋と夫の本屋への想いを探し残すべく奮闘するお話。
何よりひたむきにそして頑固に突き進む真っ直ぐな奥さんの姿に感動。2話目にして泣いた。
小さなことの積み重ねが成就したときの達成感は爽快である。
絵本だった子供たちが純文学を網羅して問屋にお勧めするシーンがお気に入り。

彼氏が猫というか猫が彼氏というかそんな彼氏と、犬系彼女がまったりデートするお話。
特にストーリーも山もなくひたすら猫と犬系がいちゃラブするだけだが、ゆる〜いギャグとゆる〜いやり取りやリアクションでニヤリと笑ってしまう。よつばと系のギャグのノリに近い。次巻にゆる〜く期待。

作者買い。
『清楚系ビッチ』ならぬ『清純系ギャル』の『ギャル子ちゃん』とギャル子ちゃんを女性的下ネタでいじる『オタ子』と斜め方向に天然の『お嬢』を中心とした、男の子が聞きづらい女の子の疑問に応える体をした漫画。
ギャル子ちゃんの『女子力』ではない『主婦力』が可愛い。

完結。
ゆるーく元気なたかみちワールドが終わってしまった。
主役3人の脇役が増えたので、もうあと1巻くらい続いてほしかった。
特にみさきのラブコメとそれを見守るユキとかその辺。
『消えたカッター片』があるあるとオチが見事なので好き。

生徒会メンバーのラブコメ、
生徒会反逆組織『パンツ穿いていい党』の結成。
何から何まで狂ってる(褒め言葉)
とにかく赤面させたいだけ。もっとお願いします。

余韻を残す短編集の二巻目。
どれも甲乙付けがたい良作。
『カミサマレガシィ』『飲酒番長』が好み。

生徒会長の新校則は『男女問わずパンツの着用を禁止』
見えないように慎みをもってという建前の赤面女子漫画。
紺野氏は相変わらずバカだなぁ(褒め言葉)
今のところホントにそれ+ラブコメのみなので続くかどうか。