- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767136
作品紹介・あらすじ
Twitterで共感の声続々! 待望の単行本化
服ばかり選んでしまう地味系の高橋。
モードな服をかっこよく着こなす渡辺。
コンサバな服しか着れないことがコンプレックスの鈴木。
かわいく盛ることで武装するギャルの田中。
同じ会社で働いているのに、見た目も価値観もバラバラな彼女たち。
同じ女でもこんなに違う。女4人の、服にまつわる4つのストーリー。(「あたらしいひふ」)
「女と服」の関係を群像劇で描く表題作をはじめ、個性あふれる全4編を収録。
【収録作品】
あたらしいひふ
It’s your (new) ID.
Recycled Youth
妄殺ソングブック
感想・レビュー・書評
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ずっと気になっていた高野雀さんの作品、初読み。手に取るきっかけとなった表題作「あたらしいひふ」は、なかなかよかった。地味系の高橋/モード系の渡辺/コンサバ系の鈴木/ギャル系の田中。相容れないであろう、同じ会社で働く4人の女性がゆるっとつながっていく過程が好きだな。それぞれに抱いているコンプレックス、でも服を着るうえで譲れない頑なな思い。短いながらも上手く表現されていて、おそらくはそれぞれの部屋と思われるイラストの、ごちゃついた感じもリアルでよかった。
思春期の中学生を描いた「It’s your (new) ID.」も、視点がユニークで面白かった。ローティーンあるあるがこれまたリアルで、生々しくてめんどくさくて危うくて。
高野さん、是非他の作品も読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地味、派手、無難、ギャル、それぞれの服をまとい、同じ会社に勤める四人のそれぞれの思い、悩みが交錯し、最後、服を買いにいくの、なんかいい!と思える表題作。高校生三人の女子の物語と、学生時代の友人と飲む三人の三十代手前の男性三人の話しは、コインの裏表のように。誰もが、自分が持ってないものをうらやましがる、それにとらわれると苦しい、自分にもひとに羨ましいと思われるものが眠っているとしても、と。
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もうちょっと読みたかったなぁ
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表紙のえもいわれぬダサさに何かが象徴されてるように思えてならない。うまく言語化できないが。現代、人間性そのものを愛すには泥臭くないといけないというか。
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2019.6月。
みんなそれぞれでいいじゃん。おもしろいじゃん。いい、いい。中学生のお話もいい。
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まんが
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よく見たら高橋さんのリュックはanelloだ