- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396767488
作品紹介・あらすじ
パン職人兄とクールな宇宙人弟の兄弟ごっこダイアリー
心にしみる山奥のパン屋物語、ついに完結!
胸の奥まであたためてくれる――
「紺太のパンが食べたいな…」
山奥にある「ほたるベーカリー」の
若き店主・紺太は、
遭難した宇宙人・まみ太を弟として居候させている。
テレビ出演、東京のパン祭り、紺太母の出産…と
嬉しいこともビックリすることも
気づけば傍らにはまみ太がいる日々。
そんな折、まみ太の元に母星から
とある連絡が届き―――。
感想・レビュー・書評
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2018年に発行されていたのに、全く気付かなかった。2巻が面白かったので、続編をきにしていたのに。で、完結編。
宇宙人まみたの元の星はとても文明が進んでいるのだと思う。必要なヒトを必要に応じて産み出す、「効率的」なのだ。でも、そこに何かを「やりたい」「好き」という「気持ち」は入ってこない。「気持ち」があることに気づく宇宙人まみた。それは美味しいパンを焼きながら、いろいろな事情で心のどこかに「寂しさ」のある紺太が気づかせたことだ。中に居るとわからないけど、外から見たらわかることってたくさんあるのだろう。一番面白かったのは生まれたて赤ちゃんを見た宇宙人まみたが「内臓状態でロールアウト」と表現したこと。確かに。その通りです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まみ太…良かった。
鳥野しのさんは羽海野さんのアシスタントをしてただけあり、絵の細かいとこの上手さが流石なんだけど、羽海野さんが『3月のライオン』でいじめの構造を描いた様に、鳥野さんも「人間関係の嫌な部分」をある意味容赦なく描いて来る。この絵柄に合わせず描いてくるとこが「作品」として在る事を表してる。