- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396768416
作品紹介・あらすじ
僕が娘役として舞台に立つ理由、
それは君だったのです。
吉祥寺少年歌劇は「男子のみ」で構成される伝統の歌劇団。
入団へは、付属の音楽学校への入学が必須である。
81期生の進藤瑞穂は、男役に憧れて入学したのに
娘役と判定されてショックを隠せずにいた。
首席候補の白井寿に、娘役への不満をこぼすと、 「じゃあ早くやめろ」と冷たく言い放たれてしまい…。
2人はまだ知らない。その出会いは、
互いを舞台の上へ導く運命だったのだと……ーー!
自らの理想と、思い通りにならない現実の間で、
少年達は己のすべてを懸けて夢の舞台を目指す。
舞台芸術を愛するすべての人に捧ぐ青春輪舞曲!
感想・レビュー・書評
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帯の推薦コメントを書かれている元宝塚歌劇団 雪組トップ娘役 真彩希帆さんが好きで、それをきっかけに拝読いたしました。
設定としては宝塚音楽学校(〜最終的に歌劇団)の男性版といったところですが、
夢、憧れ、仲間、挫折、葛藤、努力
青春の輝き、美しさを感じられる1冊だと思います。
個人的には、真彩さん自身も男役に憧れながらも身長が足りず断念され、それでも諦めず娘役になる努力をし、合格されトップまで登り詰めたことと主人公の姿が重なり、胸にグッとくるものがありました。。
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★-1個にしたのは、1巻完結のため、どうしても背景描写がカットされていて釈然としないところがあり、、(1巻にする前提で削ったんだろうというのと、1巻だからこそのスピード感や儚さはあるのだが)
個人的には3巻完結とかで、全体的にもう少し丁寧な描写があればもっと面白いだろうな(単純にもっと見たいな)と感じたので -
男版宝塚、努力だけではどうにもできない芸事の世界が綺麗に描写されています。登場人物誰も嫌味な人や悪役など存在せず高め合っていく姿、短く儚い少年歌劇の役者生命を惜しみなく全うする姿がとても良かったです。ただ1巻完結なのでキャラクターの葛藤などはそこまでの掘り下げはなく進んでいった印象、儚さ、美しさに全振りするには丁度良いのかな、とも思いますが少し物足りなくも感じました。
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『吉祥寺少年歌劇』町田粥/祥伝社 男性だけの架空の歌劇団の音楽学校が舞台。男役に憧れて入学した早々「君は娘役だね」と告げられた自然児・瑞穂と、歌舞伎の家元に生まれた寿のコンビが主軸。一見耽美系だけど、少年たちの葛藤や成長がテーマの舞台愛にあふれた王道青春漫画です。
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もっと長尺で読みたい、絵が綺麗で好き。
表紙の瑞穂と白井のネクタイ・リボンが見えないように描かれてるのいいな。 -
吉祥寺に男性が女性も演じる、宝塚の男性版のような劇場がある世界のお話。
もっと続いてほしい。先が読みたい気持ちと、この長さだからこそ輝いているという気持ちがある。
花の命は短いものだ、と感じた。
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