はたらけ! 睡魔さん (フィールコミックス)

著者 : 嶽まいこ

• 祥伝社 (2017年12月8日発売)

作品紹介・あらすじ

大体この国の人間は睡眠を軽視しすぎなんだよ！

なかなか帰れないアラサーOLと
眠らせたい睡魔さん（会社員）の“はたらく”物語！


今日も終電を逃したハードワーカー・羊子（ようこ）が
トイレで睡魔に襲われて（ウトウトして）いると、背後にチラつく不審な影。　
振り返ると、そこにいたのはなんと　睡魔（実体）！

「（俺が）見えるんだ あんた」と言う睡魔・ネロは、睡魔界のイチ会社員。
人間をきちんと眠らせることで給料をもらっている彼は、今日から羊子の担当に。

羊子とネロ、お互いの利益のため、
〈上質な眠り〉を手に入れるための日々が始まった――!!　

慢性的お疲れモードな現代社会に贈る、新感覚睡眠コメディ！

感想・レビュー・書評

[miayaさんの感想 · 2017年12月11日]

睡魔って…悪魔！？なるほど～
発想が面白い！って思って手に取りました。
直感に違わず、いいまんがでした…しみじみ。睡眠って大事ですね。絵もじんわりかわいい。
そして意外と余韻がすごい。もどかしい…。最後まで読んで、改めて「働く」っていうことを考えてしまいました。自分を大切にすることはとても大切ですね。あー。それにしても、この読後感はなんとかならないでしょうか(笑)とってもおすすめです。

[しのぶさんの感想 · 2017年12月23日]

睡眠は大事だな…。カバー下の装丁もいい感じ！

[じろさんの感想 · 2021年12月28日]

面白く読んだ。
羊子もネロもドルミもみんないい人。
羊子の頑張りすぎる気持ちはよく分かるけど
睡眠はやっぱり大事だよね。
後半の「OL朝田羊子の1日」の五七五は肝に銘じたい。

おまけの「睡魔可視案件事例」も面白い。
この話、シリーズで読みたいなー
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・自分を犠牲にしてギリギリ成り立ってる仕事なんて　長続きしねーんだよ(p.87)

著者プロフィール

1985年石川県生まれ。東京都在住。金沢美術工芸大学視覚デザイン専攻卒業。
広告、雑誌、Web、パッケージなどでイラストレーションを手がける。イラストレーター、漫画家。”日常の中のふしぎなモノ・コト"をテーマに個展、グループ展など展覧会でも作品を発表。物語や文芸書の装画多数、漫画に『なんてことないふつうの夜に』『世にも奇妙なスーパーマーケット』、絵本に『すきなひと』（岩崎書店）がある。

「2022年 『あなたがおなかのなかにいたとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」