サウンド・マン 大物プロデューサーが明かしたロック名盤の誕生秘話

  • シンコーミュージック
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784401641956

作品紹介・あらすじ

ビートルズ、ストーンズからツェッペリン、クラプトン、イーグルスまで、数々のビッグネームと組んだ匠の人生。

感想・レビュー・書評

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  • Glyn Johns氏についてはあまり詳しくなかったのだがミュージシャン、レコードエンジニア、プロデューサーで60.70年代のロックの名盤の録音に携わった人として有名な方だそうだ。最近はエンジニアがロックの名盤モノの秘話を書くのが流行りだが、あまり技術的なことは多くは語らず、ミュージシャンたちとの面白エピソードがメイン。ただしドラム録音マイクのセットがグリン・ジョンズ方式を編みだしたことで有名だそうでセットの写真も載っている。
    担当したミュージシャンを一覧するとわかるがブルース寄りの音が好みのようで、独立系のスタジオ、オリンピックスタジオでの仕事が多い。スティーヴ・ミラー・バンド、イーグルスのファースト、セカンド、ツェッペリンのファースト、フーのフーズネクスト。このあたりのアルバム各ミュージシャンの最高傑作とはいかないかもしれないが私のお気に入りアルバムばかりでなんとなく音楽の趣味がGlyn Johns氏と似ているかもで読んでいてうれしかった。私もイーグルスは初期メンバーズが一番好きだし、ストーンズで一番好きなアルバムは氏と同じLet it bleedだ。
    ストーンズとはかなり近しい仲であったようでニッキー・ホプキンスを紹介したのも氏だそう。5人目のストーンズ、スチュとは大親友だったようだ。
    エンジニアにありがちな好き嫌いがはっきりした人のよう。この時代のロックの名盤好きには楽しい読み物であること間違いなし。満足度★★★★

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