本を読む前に

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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403210709

感想・レビュー・書評

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  • 歯に衣を着せぬ随筆である。誰にも忖度せず、自分の言いたいことはっきり言っている。腹を立てる人もいるだろう。今の時代だと言い過ぎにも思える。この本の発行年は1999年である。いまから四半世紀も前だ。この時代はまだこれぐらいの率直さは認められていたのかもしれない。言いたいことを言うのは、文学への深い愛情が根っこにあると思う。真摯に文学に向き合うから、許せないことを見逃せないのだ。
    荒川洋治著の随筆は、言葉とか文学とか、国語とか、そういうものを改めて見つめ直し考えるきっかけを与えてくれる。言葉で生きている私に立ち止まらせ、周りを見渡す機会をつくってくれる。

  • この本は一般読者だけではなく、これから小説を書こう、もしくは小説を書いているという人にも読んでほしい本。

  • 雑誌や新聞に書いたエッセイをまとめたもの。本についての話が多い。いい本。

  • 2009/7/21購入

  • 烏兎の庭 第一部 書評 7.14.03
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto01/yoko/yomumaey.html

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著者プロフィール

荒川洋治
一九四九 (昭和二四) 年、福井県生まれ。現代詩作家。早稲田大学第一文学部文芸科を卒業。七五年の詩集『水駅』でH氏賞を受賞。『渡世』で高見順賞、『空中の茱萸』で読売文学賞、『心理』で萩原朔太郎賞、『北山十八間戸』で鮎川信夫賞、評論集『文芸時評という感想』で小林秀雄賞、『過去をもつ人』で毎日出版文化賞書評賞を受賞。エッセイ集に『文学は実学である』など。二〇〇五年、新潮創刊一〇〇周年記念『名短篇』の編集長をつとめた。一七年より、川端康成文学賞選考委員。一九年、恩賜賞・日本芸術院賞を受賞。日本芸術院会員。

「2023年 『文庫の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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