現代短歌の鑑賞101 (ハンドブック・シリーズ)

著者 :
制作 : 小高 賢 
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403250385

作品紹介・あらすじ

短歌は線の文学である。人生という時間と濃厚に関係する文学である。瑞々しい青春期の作品も、人生の終焉を見つめる作品も、それぞれ異なった魅力をもっている。燃えるような相聞と、かなしみを堪える痛切な挽歌が、同じ歌人の前期と後期にならんでいることも不思議ではない。本書は、前川佐美雄から梅内美華子までの101人の代表歌30首(多くが自選)を収録したものである。

感想・レビュー・書評

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  • 今を生きて詠まれている方を含め、豊かな表現があることを知りました。もっと短歌を読みたいです

  • 私たちはSNSやアプリを介して大量のテキストを送り合い、言葉の海に溺れるようにして日々を生きています。たまに詩や短歌の世界にふれると、ごく短い言葉のもつ鋭さや意味の広がりに改めて気づき、はっとさせられます。

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000945843

  • 【1.俳句・短歌】の授業・調べ学習にオススメ
    現代短歌:昭和初期に活躍した歌人から1970年代生まれの歌人まで101人の略歴(顔写真あり)と代表歌30首(多くは自選)を掲載。基本的には短歌のみ掲載だが、一部簡単な鑑賞文(鑑賞エッセイ)あり。
    同じ出版社からは同様の本として『近代短歌の鑑賞77』、『現代の歌人140』、『現代俳句の鑑賞101』、『現代の俳人101』、『ホトトギスの俳人101』があり。
    (NDC:911.16/情報入手先:本校蔵書)

  • 穂村弘を知るきっかけとなった。
    坂井修一の歌も知れてよかった。

  • 自分はどういうタイプの歌が好きなんだろう、作歌にあたってどういう歌を目指したいのだろうと思い、それを探るべく本書を手にしました。

    気になる歌に片っ端から付箋を付けて読み進め、もう一度初めに戻って、必要なら候補から外し、付箋を取って歌を整理し、厳選された歌を歌人の名と共にノートに書き出すという作業をしました。

    繊細な歌、力強い歌、ユーモアのある歌、相変わらず好きな歌のタイプはいくつもありますが、読む前よりは、傾向がわかった気がします。どの歌人の作品に好きな歌が多いということもわかりました。

    作歌に生かせていけたらと思います。

  • 大学の授業で短歌を学んで以来、短歌に関する本にも手を出してみています。

    編者によって選ばれた101人×30首の現代短歌人の紹介をするという本でした。

    なんせまだ知識が皆無なものだから、この人のこの歌が素晴らしいんだ!とか言われてもよくわからんかったり。

    でも、岡本太郎の芸術に対する意識を参考にすると、こういう自分の態度も大切にしたいななんて思ったり。

    やっぱり、口語でごくごく現代の歌の方が親しみやすいですね。

    私は風景が吹き抜ける短歌に魅力を感じます。

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著者プロフィール

1944年、東京の下町に生まれる。慶應義塾大学卒業。編集者として馬場あき子に出会い、78年「かりん」創刊に参加。現在、「かりん」選歌委員。『本所両国』で第五回若山牧水賞受賞。著書に歌集『耳の伝説』『家長』『太郎坂』『本所両国』(雁書館)、『小高賢歌集』(現代短歌文庫20)『怪鳥の尾』(砂子屋書房)、『液状化』(ながらみ書房)、『小高賢作品集』(柊書房)、『眼中のひと』(角川書店)、批評『宮柊二とその時代』(御柳書院)、『転換期と批評』(柊書房)、入門書『現代短歌作法』(新書館)、編著『現代短歌の鑑賞101』『近代短歌の鑑賞77』(新書館)などがある。

「2009年 『この一身は努めたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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