西洋骨董洋菓子店 3 (WINGS COMICS BUNKO)

  • 新書館
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403501173

感想・レビュー・書評

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  • 橘の誘拐のトラウマにせまるかと思いきや、結局すれ違いで終わるあたりが、逆にこの漫画のすごいところ。あと、でこちゃんの登場も衝撃だった(笑)。最終的に、ちょっとだけ救われたり救われなかったり、大仰なカタルシスなんて実人生では滅多なことで訪れず、現実はこんな感じなのだと思う。それでも生きていくしかないんだよなあと思わされる、名作。

  • すばらしい

  • やはり、この作品もフラワーオブライフのように性別も世代も超えて読んで欲しい作品。生きるって、色々ある。

  • 相変わらずおいしいそう。
    おにぎりだけでなんであんなにおいしそうなんだろう。

    誘拐事件の全貌がわかる。
    最後のおじいさんがケーキを買いに来て帰るシーンと、橘が逃げているシーンが重なっているページが好き。

  • 昔、雑誌のレビューの中で、恩田陸の本を「着地点がどこなのかわからない飛行機に乗せられているよう」と評されているのを見て、なるほどと思ったんですが、よしながさんの漫画もそうなんじゃないかと感じた一巻、二巻。そしてこの最終巻の三巻でした。

    もう、でこちゃんとか可愛いし、千影もあらゆる意味で大変だったけど(笑)全然最後がどうなるか予測不能で、最後の辺り、ちゃんと息できていたか自信がありません…!笑 「フラワー・オブ・ライフ」もだけど、よしながさんの作品は悪い意味じゃなくて、読むとこう、心にすっと跡が引かれる。そんな気がします。

  • 2010.5
    橘が切ない。

  • おもしろーい
    大奥も読んでみようと思いました!!

  • 保管

  • ●No.29 文庫版全3巻

    【辛党レシピ】
    p.6  〈レシピ14〉【橘オーナーの母の料理教室】(おもてなし用)
        今週 1.「たこと梅肉の混ぜごはん」〜冷めても美味しい
        来週 1.「みょうがたっぷりのなすの揚げ出し」
           2.「カニとしょうがの炊き込みご飯」
           3.「白身魚のお刺身サラダ」

    p.166  〈レシピ18〉【張り込みの刑事に橘から手料理の差し入れ(橘は好きだが同居の小早川が苦手で、一人分は作りにくい物)】
         1.「きざみ葱たっぷりの卯の花」 
         2.「ピーマンの肉詰め」
         3.「なすのぬか漬け」
         4.「塩むすび」
    p.  〈レシピ〉
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  • 西洋骨董洋菓子店<文庫全3巻完結>

    あらすじ
    某財閥の御曹司で、大企業で入社以来トップの成績をキープし続ける営業マンとして将来を嘱望されていた橘圭一郎は、ある日突然会社を辞め、洋菓子店を開くことを決意する。
    そして天才パティシエである小野祐介を店に招くが、彼は高校時代に橘に告白をしてきた同級生だった。
    その後、それぞれの理由で洋菓子店「アンティーク」に集ってきた見習いの神田エイジ、ギャルソン小早川千影4人と、「アンティーク」に訪れる客たちが繰り広げるハートフルストーリー。


    私、この話最初ドラマで見たんだけれど、原作読んで、イケメン4人のケーキ屋さんって設定しか踏襲してないじゃん! と思わず突っ込んだ。
    ゴールデンでゲイとか確かに堂々といえないのかもしらんが、いくらなんでもはしょりすぎだろ!

    原作、とても面白かったです。
    4人は格好いいし、ケーキはうまそうだし、伏線はわかりやすく張られ、すべて回収されています。
    さりげなくお店に訪れる客にもそれぞれ背景があり、ときにはそれが「アンティーク」のメンバーとつながっていたりすることが事後ストーリー内に出てきたりするので、
    あ、あのときのセリフのことか、と納得してしまうシーンも多々。単にほんわかケーキ屋話というわけではないところがまた魅力です。
    いやー、こんなケーキ屋あったら、遠くても週3で通いますね。

    しっかし、小野くんがゲイの設定は別に気にならないんだけど、ところどころ1コマとかで描写が入ってくるのが、ちょ、ちょっ て思った‥ あとあのグラザン‥
    いや、リアルさはぐっと増すんだけどね……よりによって相手クマみたいなヒゲばっかだったような……

    そして橘さんが格好いい!
    何でも出来てなんでも持っているのに、過去から逃れられない男ってなんでこんな格好いいんですか! 好みだ〜!
    橘さんについては最初からいろいろ過去の事件について描写がありますが、
    このあたりの伏線も最後にしっかり回収されます。終わり方は最高の漫画だと思います。

    ★4つにしたいところですが、4人が4人イケメンはありえないだろっちゅうか登場人物男ばっかりだったので、★3つ。
    いや、いいんだけどね。


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著者プロフィール

東京都生まれ。代表作の『西洋骨董洋菓子店』は2002年、第26回(平成14年度)講談社漫画賞少女部門受賞。2006年、第5回(2005年度)センス・オブ・ジェンダー賞特別賞、第10回(平成18年度)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。ほかの作品に、『大奥』『フラワー・オブ・ライフ』『愛がなくても喰ってゆけます』『愛すべき娘たち』『こどもの体温』などがある。


「2022年 『きのう何食べた?(20)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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