- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403520853
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
胸キュン★★★☆☆ ストーリー★★★★☆
エロ ★★☆☆☆ 絵 ☆☆☆☆☆
この人は本当に中世ヨーロッパが好きなのね。
とゆー感じでフランス宮廷モノです。
田舎から出てきた伯爵が決闘をすることになり・・・
宮廷のどろどろした感じがかなり詳しく描かれてます。 -
<イラスト:よしながふみ>
※全5巻分まとめてのレビューになります。
<おおざっぱなあらすじ>
時は16世紀、フランス。
アンリ三世の治世下、仕官を夢見て田舎から出てきた"天使の伯爵"ことドーブラック伯ガブリエル・ド・モンフィーズ。
伯母の伝手で王妃マルゴと面会する機会を得た彼は、いろいろあって護衛隊の騎士ベルナール・ド・アルトヴィッチの家に居候することになる。
不本意な事件からベルナールに抱かれたガブリエルは彼の愛を拒絶するが、アンリ三世、ギュイーズ公、アンリ・ド・ブルボンらフランス王の座を狙る抗争の渦に巻き込まれるなかで、ベルナールを好きになっている自分を自覚する。
細かく書くと事件がたくさんあって登場人物も多いので、あらすじは本当におおざっぱです(笑)が、恋愛を中心にみると3,4の大事な出来事があるだけであとは終始ラブラブです。
ベルナールはガブリエルに一目惚れ、ガブリエルもなんだかんだいってベルナールを受け入れると決めたときに思い浮かべた今まで拒絶していた理由は「優位に立ちたかったから」。はじめから精神的には受け入れていたんですね。受け入れてくれるまで据え膳状態を待ったベルナールの果てしない包容力と忍耐力には頭が下がります。
全5巻ですがわりと早々にラブラブになってしまうので、最後のほうはちょっと蛇足感も無きにしも非ず…。
そして雑誌連載をしていたせいか、この作者にしてはHシーンが多いです。1話に1回は入れないといけないとか制限があるんでしょうか?
中世ヨーロッパが好きな方にはお勧めです。物語の舞台となる中世ヨーロッパの重い暗い感じがよく出ていますが、それだけではなく主人公たちの明るく強い人柄と、よしながさんのイラストのせいもあり、読後感はすっきりさっぱりしています。
逆に歴史物が苦手な方にはあまりお勧めできないかもしれません。全然知らない名前が突然現れたり、同じ名前の人も多いから混乱してしまうだろうからです。