Don't touch me (新書館ディアプラス文庫)

著者 :
  • 新書館
3.65
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本棚登録 : 411
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784403522390

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5。特殊清掃員×潔癖症。
    それなりに可愛げがあるけど、やっぱりこういう性格の受けは苦手なので…ノンケふたりが気のおける友達以上に発展したのには謎。
    でも、お話にうまく合わせててお上手だなぁと思った。

    特殊清掃という職業…(孤独死などの現場の清掃とか)。それに従事している攻めが、儀式のように身を清めているお風呂シーンはぐっとくるものがあった。
    この職業でなければ果たして受けとどうこうなっていたか分からないな…と思うと複雑ですがそれも又面白い。

  • 特殊清掃員・長谷川×潔癖症・連、最初は連をどうしても好きになれなくて困った… でも読んでいくうちに少しずつ可愛いかな?と思えるように、少しですけどね。長谷川が寛容すぎる、と思ったけど後半の長谷川目線のお話しを読んで、優しくて寛容なだけじゃないんだよなぁと、そんな長谷川が良かった。

  • 職業やパーソナリティの設定が面白くて、気持ちの揺れ方や互いへの思いがちゃんと見えるいい作品だったと思う…

    けど、ちょっと読みづらかった。目線は一定で、話で切り替わったけど、どっちのセリフなのかすんなり入ってこなかった。
    文脈なのか雰囲気なのか。

  • いつもながらなかなかマイナーな職業の設定で驚かされる。
    連のクセがあるけど憎めないキャラが好きー。

  • 触って欲しくなかったのは潔癖症の連だったのか、それとも長谷川だったのか・・・恋をするというのはままならないねぃ。
    久々に自分が好きなパターンの一穂作品だった。満足。

  • 特殊清掃員・長谷川×製薬会社研究員・連
    潔癖症気味な連は、悪酔いした合コンの夜、長谷川に介抱される。

    いつもの一穂節。
    真摯な仕事ぶりと、ダメダメ人でも魅力的な人物設定。
    海の匂いとか、結核や猫やなにもかものエピソードが、お話にとって絶対に要るって感じ。
    普段はスルーしてるけどこうして文章で目にすると、あ~凄く共感できるって日常とか。多分誰の中にもあるけれど、当たり前すぎて表に出ない感覚が新鮮な感じで伝わってくるのが気持ちいい。

    高久尚子氏の挿絵もピッタリ。

  • 潔癖症の連。
    特殊清掃員の長谷川。

    なんともアンバランスな二人の恋愛。
    一穂さんの作品にしては分かりやすい内容だなと思いました。

    この作品を面白いという人は多い。
    それにつられて、私も挑戦してみようと思った。
    テーマ、ストーリーは結構面白かったです。
    連は可愛かったし、長谷川も一生懸命だったし。

    しかし、文章の違和感はやっぱり拭えない。
    セリフでやっと人物の性格が分かる。
    連のお見合いになぜ長谷川が怒ったのかが理解できなかった。


    ☆あらすじ☆
    製薬会社でオゾン消臭剤の研究をしている連は、同僚の代理で無理矢理合コンに参加させられる。潔壁症ぎみなせいもあり、悪酔いしたところを、やはり代理で合コンに参加していた長谷川に介抱される。翌朝、長谷川宅で目覚めた連は気まずさを覚えるが、彼の笑顔も家も居心地がよくて、思いがけず楽しい時間を過ごす。そして数時間後、仕事相手として長谷川と再会するけれど―?

著者プロフィール

2007年作家デビュー。以後主にBL作品を執筆。「イエスかノーか半分か」シリーズは20年にアニメ映画化もされている。21年、一般文芸初の単行本『スモールワールズ』が直木賞候補、山田風太郎賞候補に。同書収録の短編「ピクニック」は日本推理作家協会賞短編部門候補になる。著書に『パラソルでパラシュート』『砂嵐に星屑』『光のとこにいてね』など。

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