- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403523991
感想・レビュー・書評
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性別も性格も全く違うけれど、同じように過去にとらわれてちゃんとした恋愛が出来ない安西と喜多村。2人の不思議な友情が印象的だった。2人とも心から好きな人はいるのに勇気がなく素直になれない。そんなところはもどかしかったけれど、自分が好きになれない2人には、自分のことを好きになってくれる相手と幸せになって欲しい。と願わずにはいられなかった。奥村と一緒にいることで、少しずつ自分の気持ちを口にだせるようになっていく安西は見ていて嬉しくなった。
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メインのふたりよりも友人のおんなのこのお話の方が感情に訴えるものがありました。
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新装版。
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印象的な表紙でしたが安定の月村節で、絵師さんのイラストも良い感じでした。
しかし友人の森が一番カッコよく感じるのはどうなんだろう? -
月村さんの一人称って、珍しいかも。旧作の修正版ですが、思ってたよりすんなり読めました。
一部、萎え要素と聞いてた女性キャラのSSも、覚悟はしていましたが、それほどウザくはなかったです。が、主人公カプよりそっちのエピの方が前に出てた感はあったので、割愛してくれてたら良かったのにーとは思います。その描写を主人公カプに回してたらもっと良かった。 -
カバー絵が刺激的だが(笑)、お話は大好きな月村節!?って感じで、読んでいてほっこりした。
松尾マアタさんの挿絵も思ってた以上によかった! -
97年に発行されたものを加筆修正、松尾マアタセンセのイラストと書き下ろしをつけての新装版です。
初読みだったのですが、ドストライクなテイストのお話で、こういう作品読みたかったんだな…とつくづく思ってしまいました。随分前の作品とは思えないくらい、全然色あせた感じもなく、センセの瑞々しい感性が際立つ良い再会愛でした。
過去のトラウマから潔癖症になっていて、軽いボディタッチにも嫌悪してしまう安西。すべて順風満帆に見える安西だけど、そのせいで仕事を失敗したりしてちょっとネガティブ系。
そんな安西に、過去の問題写真で強引に自分の喫茶店を手伝わせようとする奥村。彼はずっと安西の事を気にかけていて、強引だけどさりげなく自分のそばに呼び寄せ、少しづつ安西の魂を開放させていきます。
奥村が触れられるのもダメな相手とどうやってラブラブになっていくのか、大変気になるところでした。
安西が心の奥に隠していた真実をさらけ出すことができたのは、奥村の愛情があったからこそですね。
気持ちが呪縛から解き放されて、やっと安西は素直に奥村を好きになれたのだなと思いました。
「地球最後の日」は、森と喜多村のものすごく胸にくる話でした。喜多村もまた安西と同じように人に言えない苦悩があります。好きな人の幸せを考えると彼からの好意を受けることはできないと考えてしまうんですよね…
「地球最初の日」は、その森と喜多村の素敵な後日談も交えつつ、二ヶ月間我慢してきたw奥村の深い想いが成就するいい話でした!!よかった…!
…これで完全に喜多村が安西や奥村と切れたのも安心要素でした。
幼なじみの4人がこの先もずっと仲良く過ごす姿が目に浮かぶようでした。