- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403524400
感想・レビュー・書評
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幼馴染み同士の高校生もの。
雑誌で既読でしたが、後日談の描き下ろしが読みたくて。
センセの作品は見逃してしまいそうな細部に萌えツボが散在していて、思わずニヤついてしまいます。
ストーリーは、秀才で面倒見の良い征矢と両親を亡くし独り暮らしを続ける理玖の甘酸っぱい恋物語。
すごく征矢が好きなのに、彼の将来を案ずるあまり素直になれない理玖が切なくて、そして胸キュン。自分の気持ちを相手に伝えるのがとても下手だけど、その一途な想いバシバシと心に響いてきます。
どんだけ征矢のことが好きなの~?と微笑ましくさせられます。そりゃ、征矢もかわいくて仕方ないに違いない!
征矢はそんな理玖に対して、さすがの対応してるなと。なんでもお見通し!
エロ的には、想いが通じ合ってからの征矢のイジワル言葉攻めにやられました…人畜無害に見えて意外にすごかったwよかったです…
晴樹や帆乃香との関係性も、友情がさり気なく伝わってきていいなぁと思いました。あと、征矢の家族、特にお母さんの温かさ、優しさにほっとさせられました。
カミングアウトの問題は深いけど、こういう形はまさに理想形ですね。受け入れる寛容さと愛情は簡単なものじゃないからこそ、本当に家族全員幸せになって欲しいですよね。
この後の、社会人になった二人の姿もいつか読むことができたらな…と切望です!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【(スパダリ×ツンデレ)幼なじみBL】
悪者がいない優しいお話です。メイン2人の親友から恋人の過程まで 丁寧に書かれています。しかし悪く言えばストーリーが単調で少し物足りなさがあるので好みが分かれると思いました。 -
幼馴染み高校生〜大学生。
原点に帰る王道BLでした。王道だから難しい普通の恋愛を飽きさせる事なく読ませるのは凄いな〜。 -
ずっと変わらずにお互いのことが好きだった理玖と征矢。征矢の邪魔になりたくないと気持ちを隠そうとする理玖と、何があっても離れる気がないからか自分の気持ちを隠そうとしない征矢。それでも同性だということもありすれ違う2人が悲しかった。お互いのことが大切で、離れたくないと思っているのは同じなのに。長い間、幼なじみとして一緒にいた2人。形は変わっても、一緒にいるのは変わらなそう。という安心感があった。相手がいないと、生きていけなさそうだし。
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征矢のブレない態度に幸せを感じる。
続編の理玖の告白は男前でした。 -
★3.7
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ほのぼの、ほのぼの…(笑)?ツンだったり実はとんでもなく執着だったりはありつつ、でもそれはお互いにで、柔らかめの優しい話でした。
攻の想いは言葉にすると変態っぽいけど、全然そんな感じはなく、それは月村さんの色かな?清潔感。不思議な。絵も柔らかいしそれに合ったような話でした。誰も傷つかない大団円。センシティブも少なめの、月村さんの中ではライトな、ラブコメ寄りでさらりと読める。
ツンも、月村さんのツン受って暴走が激しいのだけど、今回はそこまで行くことはなかったので良かったです。いきすぎると苦手なのですが。それを長年の幼馴染みだからちゃんと解ってくれているっていう、読む側の安心感もありつつ、ちゃんと謝れるし。
友達の晴樹の話は入れると半端になるということで入れなかったみたいで、それは正しい感じでしたが、そっちも気になるので是非読みたいです。良い友達ばかりで良かった。そして良い家族で。ファンタジーだって良いんです。幸せなのが良いよ。ほろりとしました。 -
安定の月村さん。幼馴染・執着攻が好きな人にはたまらないお話。
本編でも、ペーパーのような攻視点の話を読みたかったな。