作品紹介・あらすじ
ついにすべての謎が解き明かされる日が来た。なぜネオヒューマンは生まれたのか。なぜ、また誰が、セドナの姉や両親を殺したのか。もつれた糸をほどき、特捜司法官は罪ある者を告発する。特捜司法官がその裁きを終えた時、果たして、世界は新たな一歩を踏み出すことができるのだろうか。そして最後に、秋津が選んだ道とは…?衝撃と感動のうちに、ついにシリーズ完結!!秋津とS‐Aの書き下ろし後日談「わがままな人々」も収録。
感想・レビュー・書評
絞り込み
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稀にみる(一般的には)最低と言われても仕方がないプロポーズに銀英伝を連想した。
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正直、ネオヒューマンに関する一連の流れは、こういう未来でいいのかな?…と引っ掛かりの残るところではありましたが――秋津さんのその後は、なんとなく、そういう結論もあるのだろうな…と納得。
事件そのもののトリックには、旧シリーズの事件の話が出て来たりもして、ちゃんと憶えていたんだ…と、殺人トリックに対して不謹慎ながら……ちょっと嬉しかったりも。
しかし、秋津さん――気付かずに、S-Aにかわいそうなことを言ってしまっていますよ。彼らの耐久年数のこと、忘れてる……。それだけ、秋津にとって、S-Aの存在が当たり前に自分と同じものに思えてる…ってことなんでしょうけれど。
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ネオヒューマンがらみが壮大すぎて、特捜司法官の話とはいっても、これはパラレルワールドよね…
とずっと思ってたんだけど、犯罪予測プログラムが出てきたあたりで、いきなし元の世界に戻ったような気がして、いや~、びっくりしたな~
ともあれジェンクスさんもお元気そうで何よりです(出てきてないけど)
9巻あとがきで「いくつもの悲劇」なんて予告があって、一体誰が死んでくれるんだろうとビビリまくりで読んだんですが、
頼むから死なないでくれ~!と思っていた人たちは皆様何とか無事でほっとしました。(異議がある方、すみません)
麻城先生、容赦ないもんな~(不自然に死なない話よりは断然いいんですが、思い入れの深いキャラがお亡くなりになるのはやっぱり辛いですもんね)
千秋ちゃんとセドナが誤解から秋津さん不信になって突っ走ったりとかしちゃったら、悲劇の規模もそうとうエグいことになったと思うけど、そんなことにならなくて本当によかったよ~
まあ、サムあたりは死んで次の代にデータを引き継いでくれてもよかったけどね(酷い)
(ていうかそれは死んだうちに入らないのか?)
昔々、JOKERシリーズに初めて登場した頃は、S-Aってリィンに意地悪でちょっと苦手だったんだけど、
ここまでくると秋津さんへの執着っぷりが愛しいわ。
ベジコウモリの懐きっぷりも素直で可愛いけど、素直じゃないのもそれはそれで可愛い。
とはいえ、セドナまでいっちゃうとマジで怖いんですけどね…
秋津さん、お願いだから長生きしてね(祈)
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新特捜司法官の最終巻。
一気にきゅーっとまとめた感じがする。ご都合主義なわけじゃないけど。
ずーっと読んできたから、終わってしまうのは残念な気もする。
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○感想
気づいたら完結していた。この設定をどうまとめるのかと思ったら……突然変異から“事件”だったとか……。
人間やばすぎだなと思います。
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完結。
すっきり…しないのはなぜだ。
でも、この終わりしかなかったように思う。
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