- Amazon.co.jp ・マンガ (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784403614248
感想・レビュー・書評
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全19巻。20年掛けてやっと勇吹とカルノの長い旅が終わりました。リアルタイムで追いかけていた身としては長かったが、完結お疲れ様でした。
人ならざる異能の力を持ちながら人であろうと足掻き続けた二人の旅路は、派手に盛り上がる事もなく淡々と静かに幕を閉じましたが、迷いの果てに二人が出した答えならそれで良し。
内容はファンタジーですが、主題は一貫して「人」を問うものであったかと。
絵柄もゆるく崩れた感じで独特。作風も合わせてハマる人はハマるんじゃないでしょうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今の惰性が信じられん勢い
ストーリーはアニメに向いてると常々思っているので完結した際は綺麗にまとめてアニメ化しないかなー -
波があるけどおもしろい。続き出たみたいだから読みたい。
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超90年代っぽい。
呑み込めない処も含めて気になるので先を読みたい。 -
漫画で、初めて私に衝撃を与えた作品。
免疫学で孤独を説くなんて。
人間をこんなに教えた。
11歳~27歳になるまで私に影響を与え続けている。
この本、この作家に会わなければ私の人格は違っていた。 -
一目惚れでした。
…勇吹に←
2巻表紙の勇吹に惚れて、じゃあ1巻から買うしかない、と買って読んだのが始まりだったけど
とにかく落ちた、なるしまゆりに。
【熱い胸の内】※1巻のレビューは下の方
間違いなく、なるしまっちは自分の一番好きな漫画家だ。
たまに崩れるのも含めての画風はもちろんのこと、
題材にするものがとことん好きだし、
展開や筋の流れ、構成なんかもテンポがいいというか飽きることがないというか、一番良いポジションを知り尽くしている感じだし、
上のものを繋ぎ合わせる言葉も、ここに収まるべくして存在したのだと言わしめるくらいの嵌りよう。
…ああ、わかっているさ。
自分はもはや、なるしまっちの信者だとも!!!←
おぉ神よ!!!orz
【1巻について】
1996年、香港。
若い女性の腹を裂く連続殺人事件に、グィノー家の裏切り者が関わっているという。
ローゼリットはその始末のために、一族の末弟、カルノを呼び寄せる。
しかしカルノは、テレキネシスばかりが強力で
魔法はからきし使えないという、「へっぽこ魔法士」だった——
正直、読者を選ぶと思う←
イラストも、なんかテキトーに描いちゃった系の崩れたやつにイラッとくる人はまず好きじゃないだろうし
章タイトル(香港ジャック・ザリッパー)からわかるように内容もグロかったりする
キャラもなんかフザけた印象を与えるかも知れない
でも、諦めないで欲しい!!
選ばれた言葉の一つ一つから
全編に散りばめられた思いの欠片に至るまで
なんて切なくて優しい話なんだろう、と思えるはずだ。
遺伝子から考えるアイデンティティとか
もちろん、魔法バトルも熱いよ!← -
[初出]少年魔法士 香港ジャック・ザ・リッパー●Wings'95年11月号~'96年6月号掲載のものに加筆・修正
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なるしまさんの作品で初めて読んだ作品、んで一番好き。一巻で落ちて、後ははまっていくばかりな魅力。
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「香港ジャック・ザ・リパー」のサブタイトルそのままの描写があって、いきなり1巻を読むと、魔法とスプラッタな絵でドン引きするかも。私は先に3~5を読んでいたので、さほどびっくりはしませんでしたが…
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早く、早く続きを・・・・!!
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「これは君にたどりつく前の惨劇――」
ということで、主役のもう一人はお目見えされなかった現代魔法ものな香港ジャック・ザ・リッパー編、中途まで収録された1巻でした。主人公1(作品的には“2”なのかな)カルノの過去がまた凄絶で、そのため彼自身もなかなかネジの飛んだ尖ったお方であり、義理の姉ローゼリットへのリビドー系差っ引いた純粋な依存心含め、存在そのものが鋭く光る刃物のようです。「俺は俺だ」の定義を彼女に委ねている分2巻で主人公2と出逢う(だろう)ときのカルノはまた一つ大きな傷を抱えての対峙となりそうですが、とにもかくにもアップテンポなトーンとは無縁の息の長そうな(実際95年連載開始からまだ終わっていないそうで)作品なので、腰落ち着けてじっくり読んでいきたいお話かと。 -
最初の一文を、きっと死ぬまで覚えてる 衝撃ではなく侵食
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マンガって絵だけじゃないんだ・・・と思わしめた作品で、自分が最初に出会ったなるしまゆり作品
悪魔食いという異端な能力を持ちながら魔法の腕はへっぽこな名門グィノー家の末弟のカルノ・グィノー。
普通の高校生として生活しながら、その身に神霊眼と呼ばれる特殊能力を持つ敷島息吹。
二人の異端な少年達を巡って繰り広げられる物語です。
1巻は「香港ジャックザリッパー編」
カルノは一家の裏切り者アーネストを追って、姉ローゼリットと共に香港へ。
アーネストは処女の臓腑を使って行う禁忌の占いの為に、次々と切り裂き魔事件を起こしていた。
しかし、実はこの事件の最初の被害者は姉のローゼリットであり、彼女は魔法の灰で臓器を補いカルノを魔法使いとして成長させるために香港へ連れてきたのだった。
兎に角ローゼリットの想いが切ない。
そして、その後のカルノの回想でローゼリットが出てくる度に、カルノが負った傷の深さを感じます。
魔法ってファンタジーな存在じゃなくて、生き方やそれに伴う痛みを主軸にしてて、凄く重い。
結構グロいシーンもあったりするけど、気の抜けるほどほっとするシーンもあったり。ストーリーに深みがあって読み応えがあります。
絵については賛否両論あるようですが、自分は気になりません。それほど圧倒的な内容だと思う。
現在13巻まで発刊、連載誌では休載が目立つ・・・OTL -
病んでたり、黒かったり、悲しかったり、辛かったり、痛かったりがぎゅうううってしてる。それぞれのキャラが。
それでも悩んだり考えて生きてく姿がすごく心に残っていく感じ。
自分がカルノだったらあんな風に生きれないもんね。すごいよね。 -
途中まで
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この作者の本はどれもオススメ
自分はなぜかこれが好き カルノのせいか? -
へっぽこ魔法士カルノくんが、大魔法使いの義理のお姉さんと一緒に、香港の連続猟奇殺人犯を探しだし、腕と足をちぎって胴体の下半分八つ裂きにして人間たこさんウィンナーを作る話…?この1巻だけは。◆この1,2巻はスプラッタなのでご注意を。でも後ろの方の巻はここまでじゃない。それなりにグロいけどね。が、そんなんはどうでも良くてよ。この人、すっごいストーリーテラー。話が抜群に面白い。人間の命の尊さとか、力強さとか、そういう濃いテーマを見事に描いていきます。どんなにボロボロでもぐちゃぐちゃになっても、懸命に生きていこうとするヒトタチにとっても心打たれます。心理描写が抜群。絵が独特ですが、話が進むとなれます。この絵じゃなければ、と思うようになる。だまされたと思って読んでいただきたい。本当になんでマイナーなんだろう…
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最新刊まで読了。
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作者の頭の良さと感性は常人とは違うのだなと思い知らされたまんが