ラブネスト(下) (ディアプラス・コミックス)

著者 :
  • 新書館
4.30
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本棚登録 : 472
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784403666834

感想・レビュー・書評

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  • こうくるとは思わなかった…!泣かされました。

    ナルは相当なタクラミ系ですね。全てが用意周到です。それが良い事か悪い事かは判断が分かれるだろうけど、やってることは破壊からの再構築を連想させ、俯瞰するとこれが一番の良策ではなかったかと。
    でも、そのせいで旭も匡人も苦しみます。
    匡人が過去に犯した愚行が、今頃になって自分の身にかえってくるんですよね…
    「因果応報」が、匡人を直撃。
    恒生が旭の弟だったってことは、ナルは承知の上ですよね。
    旭も全て知ってたんですよね…
    これは互いに傷つく展開。しかも二人とも相手をただの同居人だとはもう思っていません。
    苦しくて逃げる匡人と、自分の考えの甘さを呪う旭です。
    この後、恒生たちと鉢合わせするシーンで胸がギュッと苦しくなったんですが、「あと2時間」のカットで笑ってしまった…!

    結局、ナルが旭に出ていった匡人が荷物とりに戻ることを教えているところをみると、二人の幸せを願っていることがわかってホッとしました。それそれがしっかり考えて結論を出せるように仕向けてくれたんですね。
    匡人が「帰りたい」って泣くシーンで涙が止まらず…
    でも雨降って地固まるで、さらに愛が深まった二人に安堵しました。ずっと二人で幸せに暮してほしいです!!

    エロ的にはさらに過激に激しくなっていてガン見レベルでした。旭のオトコの余裕?色気?がハンパないです。
    ベッドの中でしか見せない匡人の甘え顔もすごい…
    お互いが好きで好きでたまらんというのが表情に出てるHです。
    場所を選ばないHを通り越して、ナルに見られまくりという描き下ろし「思い出は蜜の味」は、なかなかのシチュエーションで萌えました。カバー下のナルのプロフに現在38で♀1名、♂2名の恋人がいるとあったので、大変気になります(笑)
    続編もあるみたいなのでめちゃくちゃ楽しみです。

  • サヨナラゲーム・チェンジワールドときてラブネスト…
    最高すぎる、キャスティングとストーリー。上下巻一気読み。
    ノンケおじさん×過去ありゲイ。
    なんと主人公受けは前作で嫌味ったらしかった穂積匡人。
    今回の話で、10年も前の過去を引きずっていることが発覚し、強がって恨んでノンケとゲイのカップルを引っ掻き回していたけど、旭さんの包容力でやっと10年の片思いに幕が閉じてこちらも大号泣。
    そして包容力の塊の旭さんに惚れた匡人のエロさ可愛さ尽くしまくる姿のギャップ…可愛い。
    旭の弟は昔の匡人の被害者で罪悪感に苛まれてもだもだするしナルもくっつけたいのか引き離したいのか謎やしやけど、試練を乗り越えて最愛になることができたのかな…と。
    てゆうか、ほんとキャラクターが自分の萌えるポイントをつきすぎてやばい、大好きです!

    • komopyさん
      私も萌えポイントつきすぎてやばかったです!
      私も萌えポイントつきすぎてやばかったです!
      2019/08/05
  • 上下巻まとめてこちらにレビューします。

    チェンジワールドで悪者だった穂積さんが主役ということで、正直この人を好きになれるかな...という思いで読み始めました。
    穂積さんが過去にノンケの元彼に酷い仕打ちを受けたというのは知っていましたが、その元彼とのエピソードが本当に酷くて...初めての恋人に裏切られた穂積さんが本当に可哀想で、彼がその後ひねくれてしまったのも仕方ないのかな...と思ってしまいました。
    だからといって彼が今までしたことは許される事ではなく、これまで散々人の気持ちを弄んできた分はきちんと報復を受けなくてはならない。
    私はそういう考えの人間なので、今回、穂積さんがもっとも辛い形で報復を受けたのには納得というか...ここまで描いてくれて良かったなと思いました。

    穂積さんの相手役はどんな人になるのかな?と思っていましたが、自分と同じように愛する人に裏切られ、それでも相手の幸せを願えるような、大人の男性でした。
    旭さんの過去も相当辛かったですが、色んな苦悩を乗り越えてきた旭さんだからこそ、穂積さんも前に進めたのだと思うと、すごくしっくりくる相手だったと思います。

    ストーリーはもちろんですが、穂積さんが受けに回るととってもエロくてキュートで、料理上手で恋人には尽くすタイプの人間というギャップも凄く良かったです!
    まさかこんなに情熱的な人だったとは...!
    あんなに嫌いだったのに、ギャップにやられました。
    ベットの中での旭さんの親父くささも個人的にはツボだったので、欲を言えば二人の濃厚な絡みがもっと見たかったです。
    あと、ベタですが、二人は実は昔...というエピソードもすごくツボでした。
    何度も読み返したくなるような1冊でした。

  • 天才的に面白い。南月先生絶対頭いいよね

  • とても良かった〜。感動しました。
    チェンジワールドで好きだった穂積が今回の主役。
    タチネコ両方いける感じかなーと思っていたけれど、旭に対してはバリバリのネコ。
    元々飄々としていたのに、今作だと余裕のない姿やかわいい姿が満載でした。
    なんといってもノンケ攻めの旭がイケオジ、性格イケメンで、彼の言動に度々感動させられました。いい男すぎる…
    二人が幸せになれてこちらもすごく幸せな気持ちに。良い作品でした。

  • 前作での匡人は嫌な奴という印象だったけど、本作で印象が変わった。自分が傷つけられたからと言って人を傷つけて良いわけではない、今までのしっぺ返しを受けるのは自業自得。旭と出会い、匡人は本来の自分自身を取り戻しつつあるような気がする。それは旭も同じかな。
    玄関のシーンとか、旭に電話するシーンとか、いちいち匡人が可愛い。ナルが「これから」の話をしていたので、2人での生活が始まってからどうなるのか非常に気になる。旭に愛されて、旭を愛して、もっと可愛くなればいいよ!

  • スピンかもと思いつつ初読み。
    「チェンジワールド」が人気だったのは知ってたけど、野球ねー、とスルーしてました。
    大人の恋愛です。前作のメンバーが出てきますが問題なく読めます。ノンケと付き合って傷つけられた過去から、軽いお付き合いしかしたことがなく、飄々としていた匡人。
    くせ者バーのオーナー、ナルに一時避難な部屋を提供してもらい住むことにしたら既に先客あり。
    それがノンケの旭だった。匡人と正反対の性格で、だらしなく部屋は汚くてちょっと大変。彼も傷つき頑なになってきた心を匡人によって解かされる。
    二人とも過去をひっくるめて包み込む愛でお互いを愛せるようになってよかった。

  • この話好きー!2人が幸せになってくれたのが嬉しい!

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