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- / ISBN・EAN: 9784403666834
感想・レビュー・書評
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上下巻まとめてこちらにレビューします。
チェンジワールドで悪者だった穂積さんが主役ということで、正直この人を好きになれるかな...という思いで読み始めました。
穂積さんが過去にノンケの元彼に酷い仕打ちを受けたというのは知っていましたが、その元彼とのエピソードが本当に酷くて...初めての恋人に裏切られた穂積さんが本当に可哀想で、彼がその後ひねくれてしまったのも仕方ないのかな...と思ってしまいました。
だからといって彼が今までしたことは許される事ではなく、これまで散々人の気持ちを弄んできた分はきちんと報復を受けなくてはならない。
私はそういう考えの人間なので、今回、穂積さんがもっとも辛い形で報復を受けたのには納得というか...ここまで描いてくれて良かったなと思いました。
穂積さんの相手役はどんな人になるのかな?と思っていましたが、自分と同じように愛する人に裏切られ、それでも相手の幸せを願えるような、大人の男性でした。
旭さんの過去も相当辛かったですが、色んな苦悩を乗り越えてきた旭さんだからこそ、穂積さんも前に進めたのだと思うと、すごくしっくりくる相手だったと思います。
ストーリーはもちろんですが、穂積さんが受けに回るととってもエロくてキュートで、料理上手で恋人には尽くすタイプの人間というギャップも凄く良かったです!
まさかこんなに情熱的な人だったとは...!
あんなに嫌いだったのに、ギャップにやられました。
ベットの中での旭さんの親父くささも個人的にはツボだったので、欲を言えば二人の濃厚な絡みがもっと見たかったです。
あと、ベタですが、二人は実は昔...というエピソードもすごくツボでした。
何度も読み返したくなるような1冊でした。 -
天才的に面白い。南月先生絶対頭いいよね
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前作での匡人は嫌な奴という印象だったけど、本作で印象が変わった。自分が傷つけられたからと言って人を傷つけて良いわけではない、今までのしっぺ返しを受けるのは自業自得。旭と出会い、匡人は本来の自分自身を取り戻しつつあるような気がする。それは旭も同じかな。
玄関のシーンとか、旭に電話するシーンとか、いちいち匡人が可愛い。ナルが「これから」の話をしていたので、2人での生活が始まってからどうなるのか非常に気になる。旭に愛されて、旭を愛して、もっと可愛くなればいいよ! -
スピンかもと思いつつ初読み。
「チェンジワールド」が人気だったのは知ってたけど、野球ねー、とスルーしてました。
大人の恋愛です。前作のメンバーが出てきますが問題なく読めます。ノンケと付き合って傷つけられた過去から、軽いお付き合いしかしたことがなく、飄々としていた匡人。
くせ者バーのオーナー、ナルに一時避難な部屋を提供してもらい住むことにしたら既に先客あり。
それがノンケの旭だった。匡人と正反対の性格で、だらしなく部屋は汚くてちょっと大変。彼も傷つき頑なになってきた心を匡人によって解かされる。
二人とも過去をひっくるめて包み込む愛でお互いを愛せるようになってよかった。