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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784406050869
感想・レビュー・書評
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本書の前半は職場、家庭、学校などでよく見られる理不尽な言葉、状況に対して正論かつ論理的に痛快な反撃を行い、とても読み応えがあった.
後半部分は、格差社会に対する筆者の思想的主張が主体.
行き過ぎた競争社会がさらなる貧困をもたらすことは理解できる.しかし、著者が主張する社会制度の主人公は貧困層=無実の被害者である.平等に重きを置きすぎており、著者が理想とする平等主義が持つ副作用についてはあまり触れられていないと感じた.
企業、政府の構造改革・規制緩和が諸悪の根源として語られているが、その単調なストーリーだけで物語を紡ぐと視野狭窄に陥る危険性があるのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示