ねむろんろん

著者 :
  • 新日本出版社
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本棚登録 : 52
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784406061865

作品紹介・あらすじ

ほっかいどうのひがしのはし、オホーツク海とたいへいようにはさまれたねむろの町。サンマ漁でゆうめいなみなと、造船、こんぶほしではたらく人たち。海にはゴマフアザラシ、ハナサキガニ、草原にはうし、もりにはシマフクロウもいるよ。ゆたかなしぜんの中でいきる人といきものの絵本です。ねむろんろんろん、ねむろんろん。

感想・レビュー・書評

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  • 北海道:根室紹介絵本。
    ゴマフアザラシ、大漁旗、造船、エトピリカに昆布干しなど、根室を小気味よく。
    ねむろんろん!

    〇声に出して読むべし。
    〇絵がいい。ゆったりしたきもちになる。

  • 表紙の迫力と呪文のような題名に思わず手に取った絵本。
    なるほど、根室を舞台にしたカルタ仕立ての物語なんだ。
    画の力強さに読みやすい言葉回し。
    ねむろんろんろん、ねむろんろん♪

  • 根室の紹介をことば遊びで。

    2022絵本50

  • ねむろんろん ねむろんろん ねむろんろん と、ず〜〜〜〜と言い続けたい感じ。

  • こしだミカ・絵 村中季衣・文『ねむろんろん』(新日本出版社)
    2021.4.10初版

    2022.5.4読了
     タイトルからはちょっと想像がつかないが、根室を舞台にしたカルタ風の絵本である。カルタ風の絵本なので特にストーリーはないのだが、ストーリーがないだけに北の大地に生きる人間や動物の生命力、躍動感をダイレクトに感じることができる。ただ眺めているだけで、厳しい自然環境の中で力強く生きる生き物たちの姿がまぶたに浮かんでくるようだ。

     七五調のリズムに短く選び抜かれた言葉が乗せられて、まるで歌を唄うようである。「ねむろんろん」は「根室」や「眠る」と掛かっているようだが、意味をはぎ取られたコーピング・マントラのようにも聞こえる。ページの絵に合わせて力強く読んだり優しく読んだり色々な楽しみ方ができる。読み聞かせにうってつけの絵本だろう。

     ※本作品は、絵本の普及や振興、発展を目的に、昨年1年間(2021年1月1日~2021年12月31日)に国内で出版された絵本のうち、特に優れた絵本を表彰する「第27回日本絵本賞」(全国学校図書館協議会主催)の最終候補30点(うち、9点は翻訳絵本)にノミネートされている。

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著者プロフィール

ノートルダム清心女子大学人間生活学部児童学科教授
児童文学作家・児童文学者
保育園・幼稚園・図書館・児童養護施設・老人保健施設・刑務所など様々な場所で絵本の読みあいを続ける。
『チャーシューの月』(小峰書店)で,日本児童文学者協会賞。
「長期入院児のための絵本の読みあい」(西隆太朗と共同研究)で,日本絵本研究賞。
『あららのはたけ』(偕成社)で, 坪田譲治文学賞。『こくん』(童心社)でJBBY賞。
主な著書に、『感じあう 伝えあう ワークで学ぶ児童文化』『「こどもの本」の創作講座』(以上、金子書房)、『保育をゆたかに絵本でコミュニケーション』(かもがわ出版)、『幼児理解と保育援助』共著(建帛社)など。

「2024年 『立ちあう保育 だから「こぐま」にいる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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